皆さんこんにちは。
桜前線が日本列島を通過して桜が綺麗に咲いていますね。
場所によっては桜が散り始めているところも出てきていますね。
日本人は桜に対する思いが強いので、満開の桜を見て
心が弾んでいる方も多いのではないでしょうか。
ただ、今年もコロナの影響でお花見をするという機会が
めっきり減っているのが残念ではあります。
とはいっても、4月は新年度のスタートです。
新しいランドセルを背負って小学生になった方、スーツを着こなし社会人になった方、
また、それ以外の方も、新たな一歩を歩み始めていますね。
3月が「別れ」とするならば、4月は「出会い」となります。
皆さんにも素晴らしい出会いがあったのではないでしょうか。
今回、取り上げる企業は現在注目度が高まっているセクターの中の企業です。
いわゆるディフェンシブセクターとなります。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
トレンド転換の基本を知ろう! by masao_shindo on TradingView.com
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「武田薬品工業」の週足チャートになります。
日本を代表する医薬品企業メーカーで
国内唯一のメガファーマであり、積極的なM&Aを行っています。
創業は天明元年、1781年で初代武田長兵衛が薬種商を創業したのが始まりです。
世界の70か所を超える国と地域で3万人の従業員を抱えるグローバル企業です。
代々の社長は武田長兵衛を襲名してきましたので、
証券取引所に場立ちがあるころは「たけちょー」と呼ばれていました。
場立ちといっても分からない人も多いかもしれませんね。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第6ステージとなっています。
第6ステージは移動平均線大循環分析においては上昇相場の入り口です。
小次郎講師流にみれば、中期移動平均線が上向きになり
長期移動平均線に接近してきていますので、トレンド転換の可能性が出てきています。
ここから中期移動平均線と長期移動平均線がゴールデンクロスして上昇期へと移行するのか、
それともゴールデンクロス出来ずに下降期に戻るのかがポイントとなります。
ここからの中期移動平均線と長期移動平均線の関係を「CHECK」していきましょう。
この銘柄の注目ポイント
まずは昨年5月11日に発表された2021年3月度の決算発表を確認していきましょう。
売上高は3兆1978億円、営業利益は5093億円、最終利益は3760億円となりました。
営業利益と最終利益が過去最高を記録しました。
グローバルブランド14製品がけん引したことで
営業利益が前年度比で+407%の成長となりました。
また、今年2月3日に発表された第3四半期累計では、売上高が2兆6957億円、
営業利益は4646億円、最終利益が2414億円となり、
売上高が前年同期比で+11%、営業利益が+28.9%、最終益が+34.5%となりました。
今期の第3四半期累計でもグローバルブランド14製品の成長が+12%とけん引しました。
Core売上収益の42%を占めており、実質的な売上収益成長率は+12%となっていました。
財務ベースでの売上収益は、糖尿病治療剤ポートフォリオ売却のプラスの影響を受けたようです。
力強いビジネスの勢い、営業経費管理の徹底、
為替のプラス影響を反映したことで、通期の業績見通しを上方修正しました。
5月に発表される通期の決算に注目しましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは週足なので、200本EMAは200週EMAとなります。
200週EMAと価格の関係を見ると、2018年に高値を付けてから
長期下降トレンドを形成しています。
200本EMAを価格が下回ってからは、200本EMAが右肩下がりで推移しています。
大局の流れが変化するためには、まずは200本EMAが
下向きから横ばいに移行する必要があります。
次にステージを見ていきましょう。
200本EMAが右肩下がりになってからは、下降期である第4ステージを中心に推移していました。
一時的に下降相場の終焉である第5ステージや
上昇相場の入り口である第6ステージになっても
直ぐに下降期である第4ステージに戻るという動きを見せていました。
直近相場を見ると、2021年11月に安値を付けたときに
2020年3月の安値を割らずに切り返しました。
そして、現在は上昇相場の入り口である第6ステージに移行してきました。
中期移動平均線と長期移動平均線が上向きになってきており接近しています。
このまま中期移動平均線と長期移動平均線がゴールデンクロスすれば
上昇期である第1ステージへと移行します。
この流れであれば、大きく上昇しなくてもステージが変化しそうです。
ポイントは仮に第1ステージなったとしても、200本EMAが待ち構えていることです。
しっかりと200本EMAを上抜ければ大局の流れに変化が起きますが、
抵抗を受ければ戻り売りの流れになることも考えられますので注目して見ていきましょう。