皆さんこんばんは。
4月1日はエイプリルフールですね。
エイプリルフールとは、
4月1日だけは「罪のない嘘やいたずらで笑わせてもいい」という習慣のことです。
エイプリルフールを楽しまれた方も多いかもしれませんね。
海外における「嘘」というのは、ジョーク(joke=冗談)やトリック(trick=いたずら)、
プランク(prank=悪ふざけ)という単語で表現されるそうです。
ライ(lie=嘘)という言葉はマイナスイメージが強すぎ、あまり使われないようですね。
エイプリルフールの由来としては、諸説あるようですが、
フランス説やイギリス説、インド説などがあります。
例えば、フランス説としては1564年にフランスで
「新年の始まりを1月1日とする」という改暦があったとき、
それに反対した人たちが、旧暦のままの4月1日を祝ったのが始まりという説です。
そして、面白おかしなニセの贈り物をしあったのが原型とのことです。
あくまでジョークを仕掛けてみんなで楽しむ日というのが
エイプリルフールということですので、幸せなジョークで楽しみたいですね。
今回は「お値段以上」といえば分かる人は分かる企業を取り上げようと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
過去最高益でも株価は下落 ~ファンダメンタルズを鵜呑みにするな~ by masao_shindo on TradingView.com
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「ニトリホールディングス」の週足チャートになります。
1967年12月に札幌市に、似鳥昭雄氏が「似鳥家具卸センター北支店」を創業しました。
そこから、一代で家具・インテリア用品を製造・物流・販売する大手企業へと成長させました。
2010年11月、持ち株会社制への移行に伴い現在はニトリホールディングスとなっています。
先日も株式会社島忠を買収したことでも話題となっていましたが、
家具やインテリアなどの企業を多数傘下に持つグループです。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第4ステージとなっています。
第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流にみれば、帯に傾きが出て間隔が広がってきていますので、
トレンドに勢いがあるのが分かります。
このまま下降トレンドが継続するのか、それとも短期移動平均線が
帯を上抜けて下降期から変化するのかがポイントとなります。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この銘柄の注目ポイント
まずは先日の3月31日に発表された2022年2月度の決算発表を見ていきましょう。
まずは、売上高は8115億円、営業利益は1382億円、最終利益は967億円となりました。
売上高、営業利益、最終利益が共に過去最高を記録しました。
しかも、35期連続増収増益を達成しており、驚異的な成長を続けています。
ちなみに、1992年の店舗数は21店舗、売上高が175億円でした。
それが、2002年には73店舗の787億円に、2012年には268店舗の
3310億円と着実に成長しているのが分かります。
内訳を見ると、ニトリ事業の売上高が6792億円、経常利益が1385億円でした。
それに対して、島忠事業は売上高が1370億円、経常利益が32億円でした。
実は、ニトリ事業だけを見ると、昨年度の売上が7169億円となっており、
前年比で見ると売上高は減少していました。
それを島忠の売上高でカバーしており、買収効果が出ていました。
今後の課題はニトリ事業自体の売上高増加となりますが、
商品開発や販売促進策を講じているようです。
また、アプリ会員数は堅調に増加しており、
21年度の908万人から今年度は1324万人となっていました。
そして、来期は1600万人の予想となっています。
さらに通販事業も堅調に推移しており、前期の704億円から710億円と増加しています。
海外事業も順調のようですので、ニトリ事業の売上高減に関しても
来期は克服することが期待されますので注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは週足なので、200本EMAは200週EMAとなります。
200週EMAと価格の関係を見ると、長期上昇トレンドが続いていましたので
直近の動きまでは右肩上がりの動きになっていました。
つまり、連続増収増益の決算と同じように右肩上がりとなっていました。
しかし、ここにきて、やや緩やかに右肩下がりの動きになってきました。
大局の動きに変化が起きてきているのかもしれません。
次にステージを見ていきましょう。
2018年8月当たりまでは、上昇期である第1ステージを中心に推移していました。
一時的に第3ステージとなって下降相場の入り口となっても
直ぐに切り返して、ステージの「1→2→3→2→1の押し目買い」パターンとなっていました。
そこから暫くは下降期である第4ステージなるも、200本EMAでサポートされて反発しました。
高値も更新し順調に推移しているようでしたが、
昨年末辺りから再度反落し下降期である第4ステージになってきました。
さらに、今回はしっかりと200本EMAを下抜けており、
大局のトレンド転換につながるかがポイントとなります。
そのカギとなるが、2019年5月の安値を割るかどうかです。
割り込むと大局のトレンド転換となりますので、注目して見ていきましょう。