注目チャート213|積水ハウス(1928)

皆さんこんにちは。

強烈な寒波が襲ってきた日本列島ですが、最近は徐々に寒さも和らぎ始めてきたように感じます。
気が付けば梅の花が咲き始めいよいよ春の到来が迫ってきていますね。

ニュースを見るとロシアとウクライナの戦争のことが目立ちますが、
やはり、今は北京のパラリンピックにも注目したいですよね。

平和の祭典を行っているわけですから、プーチン大統領にはその意義を
理解してほしいところではありますが、日本人選手の活躍が目覚ましく嬉しく思いますね。

まずは、アルペンスキー女子滑降で金メダルを獲得した村岡桃佳選手は素晴らしかったですね。
夏の東京パラリンピックでは陸上で出場していたので、
僅か半年での調整からの金メダルですから本当に凄いことですよね。

次に、アルペンスキー男子滑降で銅メダルを獲得した森井大輝選手は41歳のベテランです。
この年齢でオリンピックに出場しているわけですから尊敬の念を抱きます。

そして、そこから続々とメダルラッシュとなってきていますので、
今後の日本人選手の活躍と共に、
オリンピック・パラリンピックの意義も世界に通じればよいなと思います。

今回は誰にとっても絶対に無くてはならないものを扱っている企業を取り上げようと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


大局のトレンド転換を捉える by masao_shindo on TradingView.com

※ 本動画では TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「積水ハウス」の日足チャートになります。

大阪市に本社がある日本の住宅メーカーです。
1960年に積水化学工業株式会社のハウス事業部を母体として、同年の8月に独立をし
積水ハウス産業株式会社を設立しました。

大和ハウスなどと共に大手住宅メーカーとして知られています。

積水ハウスと共に混合し易いのがセキスイハイムですね。
同じ会社だと思う方も多いようですが、
セキスイハイムは積水化学工業の住宅ブランド名なのです。

まずは、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第4ステージとなっています。

第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流にみれば、帯に傾きが出て間隔が広がり始めてきているといったところですので、
トレンドに勢いが出始めてきたという局面です。

このまま下降トレンドが継続するのか、それとも短期移動平均線が
帯を上抜けて下降期から変化するのかがポイントとなります。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この銘柄の注目ポイント

今年の3月10日に発表された2022年1月度の決算発表を見ていきましょう。
まずは、売上高は2兆5895億円、営業利益は2301億円、最終利益は1539億円でした。
売上高、経常利益、最終利益共に過去最高となりました。

セブメント別に見ていくと、請負型事業の売上が9986億円と前年度の9849億円から伸びており、
且つ、セブメントの中では一番の売上となっています。
請負型事業とは戸建住宅や賃貸住宅、土木事業の請負となります。
次にストック型が7411億円と前年度の6987億円から増加していました。
ストック型とは、リフォームや不動産事業となります。
そして、開発型は3848億円と前期の3211億円か羅増加していました。
開発型は分譲住宅やマンション、都市開発などの事業となります。
最後に国際事業は3889億円と前期の3706億円から増加していました。

また、来期の予想もそれぞれ過去最高を更新する予想となっています。
まずは、売上高が2兆7870億円、営業利益は2360億円、最終利益は1580億円となっています。
売上高、経常利益、最終利益共に過去最高となりました。

コアビジネスの更なる深化と新規事業への挑戦が今後の基本方針となっており、
請負型ビジネス、ストック型ビジネス、開発型ビジネスの3つの柱を国内と国際の二つで、
計6つの柱の有機的成長で持続的な成長を目指すようです。

不動産は景気の影響を大きく受けますので、日本経済の動向と合わせて見ていきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる200本EMA(指数平滑移動平均線)と
価格の推移を見ていきましょう。
コロナショックによって株価も大きく下落し上昇していた200本EMAも右肩下がりになりました。

その後は、価格が200本EMAを挟んで推移しており、横ばいになっていました。
2020年後半には一時右肩下がりになる局面もありましたが、
そこからは右肩上がりの動きに変化していきました。

200本EMAはここでは日足なので200日EMAとなりますが、
大局の流れを見る移動平均線となります。
大きな流れがどうなっているかを知ることはトレードをするにおいては非常に重要です。
直近相場を見るとその重要な200日EMAと価格がクロスして
200日EMAが横ばいからやや下向きになってきています。
大局の変化に繋がるのかどうかがポイントとなります。

次にステージを見ていきましょう。
2021年は概ね第1ステージを中心に推移していました。
そうはいっても2021年の11月には一時的に第4ステージになっていましたので、
どちらかというとトレードし難い動きのチャートですよね。

2022年になって高値更新となりましたが、
そこからは反落していき第4ステージになってきました。
先日の決算発表を受けて一時的に上昇しましたが、現状では長い上ヒゲ状態となっています。

直近価格の水準が下降帯や200日EMAの近くにあり、
特に200日EMAと下降帯が接近しており大注目の状況となっています。
大局の流れが下降トレンドに移行するのであれば、下降帯は200日EMAを下回っていきます。
大局の動きが押し目買いとなるのであれば、
下降帯は200日EMAでサポートされて反発していきます。

このような帯と200日EMAが接近するところは大局のトレンドが切り替わる可能性があるため
大注目となりますので、ここからの展開をしっかりと見ていきましょう。

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