皆さんこんにちは。
日本では新型コロナ感染者数が大きく減少しています。
今のところ、感染再拡大とは至っていませんが、お隣の韓国では
1日の感染者数が増加し1日の感染者としては過去最高を記録しました。
韓国では11月に入ってから「ウィズコロナ」に大きくかじを切りました。
そして、厳しく実施してきた防疫措置を緩和していますが、
それと同時に感染者も急増しているのです。
特に、ソウルなど首都圏での感染拡大が目立っており、感染者全体の8割近くに上っています。
重症患者も増加しており、医療体制に対する懸念の声が出ています。
日本でも行動制限が緩和されてきて、飲食店も通常営業に戻りつつあります。
人数制限などはあっても、お酒の提供が行われるようになっていますので、
今後は感染者が増加することが予想されています。
そういう意味では、韓国の動向は今後の日本にとっても参考になりそうですね。
今回は好決算が評価された企業を取り上げようと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
メガチップス(6875)週足チャート by masao_shindo on TradingView.com
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「メガチップス」の週足チャートになります。
1990年に大阪府の吹田市で創業した日本の半導体メーカーです。
任天堂のゲーム機向けのシステムLSI(ASIC)や
ソフトウェアカートリッジ向けマスクROMの供給も行っています。
メーカーとして革新と創造を通じて世界の市場をリードしている企業です。
まずは、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がってきていますので
トレンドに勢いが出はじめているのが分かります。
3本の移動平均線の間隔がさらに広がって、勢いが更に出てくるのか、
それとも勢いが弱くなっていくのかがポイントとなります。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この銘柄の注目ポイント
まずは、今年の5月14日に発表された2021年3月決算の内容を見てみましょう。
売上高は838億円、営業利益は50億円、最終利益は209億円でした。
営業利益と最終利益が過去最高となりました。
また、11月5日に発表された直近の4月から9月期決算を見ると
売上高が389億円、営業利益が41億円、最終利益が22億円と堅実な決算となっています。
主にゲーム用ソフトウェア格納用LSIの需要が堅調に推移したことで、
売上高、各利益が前年度を上回って黒字となりました。
また、連結子会社の株式の一部売却などによって純利益が大きく伸びました。
世界の市場ではSDGs機運の高まりや5Gの普及など機能の高度化や技術革新が進んでいます。
また半導体不足といった問題も抱えています。
そういったなか、市場動向を捉えながらアミューズメント事業、
ASIC事業、車載事業などを推し進めています。
さらに、米国を中心に最先端の技術やアイデアを持つ
スタートアップ企業との戦略的提携や事業投資を行い、
多様化する半導体ニーズにも対応しています。
事業自体の成長がどうなっていくのかも含めて今後も注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる200本EMA(指数平滑移動平均線)と
価格の推移を見ていきましょう。
2016年あたりまでは200本EMAが横ばいになっていましたので、
大局の動きがもみ合い相場の様相だったことが分かります。
そこから、2018年にかけて大きな上昇相場となりました。
200本EMAも右肩上がりになり安定した上昇だったことが分かります。
しかし、高値を付けてからは「往って来い」の動きとなり、
2020年のコロナショックでダメ押しの下降となりました。
そこから、再度上昇トレンドが発生し200本EMAも再び右肩上がりの動きになっています。
次にステージを見ていきましょう。
どちらかというと、週足ベースでは上昇するときは第1ステージが中心で、
下降するときは第4ステージが中心になりますが、
比較的ステージの推移が分かり易いチャートに見えます。
直近も瞬間第3ステージになりましたが、
「1→2→3→2→1の押し目買い」の動きから高値更新となりました。
ここにきて上昇のスピードが速くなってきており、逆Cカーブのような上昇となっています。
天井を付けるまではこの勢いが続きますが、天井を打って反落するときは、
上昇スピードが速かった分、反落のスピードも速くなりやすいので注意が必要です。
ここからの展開に注目していきましょう。