注目チャート200|TESLA(TSLA)

皆さんこんにちは。

月日が過ぎるごとに気温が低くなってきており、
いよいよ冬の訪れを感じるようになってきました。
そんな中、北海道から熱いニュースが入ってきました。
北海道日本ハムファイターズは11月4日、来季から新庄剛志新監督を就任するという
記者会見を札幌市内で開きました。
プロ野球界だけでなく我々庶民にまで激震が走りました。

契約内容は1年で背番号は現役時代と同じ1に決まったそうです。
ニュースによると年報は1億円とのことです。

新庄新監督はワインレッドカラーの鮮やかなスーツ姿で登場し、
「選手兼監督として契約を結んでもらいました…。いや監督でした」と
ユーモアを交えて会場を盛り上げていました。
そして、自らを監督とは呼ばずに「ビッグボス」と呼んでほしいと発言しており、
早くも日本ハムの注目度が大きくなってきています。
また、ニュースでは新庄監督就任によって経済効果が
50億円とも60億円とも言われており期待感が高まっているようです。

やはり、話題性があるということは凄いことですね。
今回は米国で話題性がある人がCEOの企業を取り上げようと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


(TSLA)テスラ 日足チャート by masao_shindo on TradingView.com

※ 本動画では TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「TESLA」の日足チャートになります。

カリフォルニア州パロアルトに本社を置く、アメリカのクリーンエネルギー関連企業です。
電気自動車、家庭用からグリッドスケールまでのバッテリー電動輸送機器、
ソーラーパネル、ソーラールーフタイル、およびその他の関連製品とサービスを提供しています。

テスラは、世界で最も売れているプラグインおよび
二次電池式電気自動車の乗用車メーカーとして位置づけられています。

CEOであるイーロン・マスクの発言や行為、内部告発者への報復疑惑、労働者の権利侵害疑惑、
製品の未解決で危険な技術的問題疑惑などに起因する数多くの訴訟や論争の
対象となっているお騒がせしている経営者として有名です。

まずは、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなっています。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がってきていますので
トレンドに勢いが出はじめているのが分かります。

3本の移動平均線の間隔がさらに広がって、勢いが更に出てくるのか、
それとも勢いが弱くなっていくのかがポイントとなります。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この銘柄の注目ポイント

まずは、今年の4月30日に発表された2020年12月決算の内容を見てみましょう。
売上高は315億ドル、営業利益は19.9億ドル、最終利益は7.2億ドルでした。
赤字続きだった決算が続いていましたが、黒字転換となりました。

また、直近の四半期決算を見ると、売上高が137億ドル、営業利益が20億ドル、
最終利益が16億ドルと着実に利益を伸ばしてきています。
売上高は前年同月比で57%の増加で、営業利益は前年同月比で148%の大幅増となっています。
さらに、1年前は有利子負債が約95.5億ドルあったものが、
直近の9月期決算では54.3億ドルにまで減少しています。

内容を見ると、売上を伸ばしているのが電気自動車(EV)の販売です。
販売価格の低い割合が高くなってきたことで購入し易くなったことで、
平均販売価格が下がっても販売量が伸びることで業績上昇に繋がっているようです。

世界的にはサプライチェーン危機などから半導体不足になっていますが、
テスラにおいては全く問題もなく、順調に推移しているようです。
CEOの過激発言で物議をかもすことはありますが、業績自体は黒字転換してからは
順調に伸びていきそうな状況のようです。

急成長がどこまで続くのかという点も含めて今後も注目していきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる200本EMA(指数平滑移動平均線)と
価格の推移を見ていきましょう。
2020年のコロナショックと2021年5月に200日EMAを瞬間下回りましたが、
右肩上がりで安定上昇しています。
しかも、直近の価格の上昇によって、200日EMAも
角度を付けて右肩上がりの動きになっています。

次にステージを見ていきましょう。
1年に一度くらいは纏まった調整が入っていますが、
200日EMAを割って下降トレンドになることは無く、第4ステージで暫く下がっても
200日EMAでサポートされて切り返す動きが続いています。
つまり1年のほとんどが第1ステージになっているという動きです。

そして、ここにきて上昇の角度が鋭くなってきています。
チャートの形状からは「逆Cカーブ」のような動きです。
逆Cカーブとは上昇スピードが速く天井まで一気に上昇した後に、急反落する動きのことです。
もちろん、今回の上昇が逆Cカーブではなく、
一時的な押し目で再度上昇することもありますので決めつけることは厳禁です。
ただし、安閑と見られる状況ではないということは理解する必要があります。
なぜならば、逆Cカーブのような上昇から、価格が反落してきているからです。
車やオートバイもそうですが、スピードが速くなればなるほど、
操作は難しくなりますので、慎重に丁寧に対応していきましょう。

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