注目チャート199|マネックスグループ(8698)

皆さんこんにちは。

気が付けば11月になり、今年も残すところ2カ月となりました。
2021年もコロナの1年だったように感じますが、感染者がグッと減ってきましたので、
残りの2カ月は少し離れていた人との距離も近くなるかもしれません。

街を歩いていても、人の数が多くなり飲食店で食事をする方も増えてきたように感じます。
コロナのときは中止になった行事や祭りも多くありましたが、徐々に復活しそうな雰囲気です。

先日、ある神社にいったときの話になりますが
コロナのときは手水舎からは水が流れておらず、手を清めることは出来ませんでした。
また、ご祈祷に関しても多くの制限がありました。
ところが、手水舎からは水が流れており、
検温などはあるもののご祈祷もしっかりと行っていました。
今月は「七五三」がありますので、ホッとしている親御さんも多いのではないでしょうか。
今月はそういった親子を多く見かけることになりそうですね。

ただ、気を付けなければいけないのは、必ず来ると言われている感染の拡大第6波に対してです。
今のところは物凄く感染者の数も減ったままですが、どこで増加してくると言われています。
そのときに我々はどう対応し、政府もどういった施策を講じるか
というところもポイントになりそうです。

今回は子会社が上場を目指すと発表したことで注目されている企業を取り上げようと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


上昇トレンドの始まりか、下降トレンド始まりか~ by masao_shindo on TradingView.com

※ 本動画では TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「マネックスグループ」の日足チャートになります。

ゴールドマン・サックスのゼネラルパートナーだった松本大氏と
ソニーの共同出資で創業したネット専業証券会社のマネックス証券が始まりです。
その後、マネックス証券株式会社と日興ビーンズ証券株式会社の2社が
2004年に持株会社のマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社を設立し、
マネックスグループが発足しました。

2018年には仮想通貨の取引所であるコインチェックを
完全子会社化したことでも話題となりました。

まずは、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなっています。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がってきていますので
トレンドに勢いが出はじめているのが分かります。

3本の移動平均線の間隔がさらに広がって、勢いが更に出てくるのか
それとも、勢いが弱くなっていくのかがポイントとなります。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この銘柄の注目ポイント

まずは、今年の4月に発表された2021年3月期決算の内容を見てみましょう。
売上高は779億円、最終利益は143億円でした。
前年比で見ると売上高と最終利益は過去最高となりました。

セグメント別で見ると、一番の貢献はクリプトアセット事業セグメントです。
金融緩和を背景とする暗号資産市場の活性化などから
グループ入り後の最高益を大幅に更新しました。
また、米国セグメントも大幅に利益を伸ばしました。
新型コロナによる生活スタイルの変化により投資への関心が高まったことで
口座数と取引量が増加したことが要因となっています。
もちろん、日本株市場の活況により日本セグメントや
アジア・パシフィックセグメントも順調でした。

そして、10月29日に発表された第2四半期累計決算を見ていくと、
売上高が490億円で前年比67.5%増、最終利益は120億円で4.1倍の増加となっています。

そして、直近相場では価格が大きく上昇しています。
理由は米国子会社トレードステーショングループが、特別買収目的会社である
Quantum FinTech社との統合によって、
22年上半期までにNYSEに上場を目指すことを決議したと発表したからです。

幅広く事業展開している企業なので、今後も注目していきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる200本EMA(指数平滑移動平均線)と
価格の推移を見ていきましょう。
2020年の後半から価格が急上昇したことで200本EMAが右肩上がりになって推移していました。

そこから2021年の7月に価格が200日EMAを下回ってきました。
そして、200日EMAは横ばいの状態になりましたが、直近の上昇によって
再び価格が200日EMAを上抜けて右肩上がりになり始めてきました。

次にステージを見ていきましょう。
コロナショックの時に底打ちをしましたが、それまでは下がり続けていました。
ただし、下がり方が第4ステージ継続で下降していたのであれば分かりやすいが、
4561とステージが変わりその第1ステージも直ぐに終わるという下がり方でした。

その後、底打ちしてからは分かり易い動きに変わりました。
上昇するときはずっと第1ステージ、下降するときは第4ステージか
まれに第5ステージになるくらいです。
そして、直近は第1ステージに移行して今のところ分かり易い動きになっています。
押し目が入っても短期移動平均線が帯でサポートされています。

同じ銘柄でも、チャートが分かり易い時期と難しい時期があります。
トレードするなら分かり易い時期がいいですね。

このまま今年の高値更新に向けて推移するのかという点と、
分かり易いチャートが続くのかというところに注目して見ていきましょう。

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