注目チャート197|新日本科学(2395)

皆さんこんにちは。

例年よりも温かい10月初旬でしたが、半ばを過ぎると一変して寒くなってきました。
10月後半は雨が降ったのを境に気温が下がり、
低気圧の影響から東京では12月の寒さとなってきました。
これだけ、気温の変化が激しいと体調管理が難しくなりますね。

10月初旬は半袖でも十分でしたが、コートを着ている人も見かけるようになりました。
「tenki.jp」では気温と服装の目安というのを公表していますので参考にされても良いでしょう。
25℃前後であれば半袖シャツとなり、20℃前後になると長袖シャツとなります。
これが、15℃近くになるとカーディガンや15℃を下回ってくるとセーターとなります。
そして、10℃に近くなるとトレンチコートとなり5℃辺りだとコートが必要で
0℃だとダウンコートとなります。
もちろん、これはあくまでも目安ではありますが、
東京の日中の気温予想が12℃となっていましたので
トレンチコート辺りが無ければ寒く感じてしまうということでしょう。

また、今年の冬の気温予想を見ると、北海道では平年より高く東北は平年並み、
東日本と西日本では低くなる予想となっており、寒い冬になりそうです。
また、日本海側の降雪量は東日本と西日本で平年より多くなる見通しとのことです。

今回取り上げる企業は前臨床試験における国内首位の企業です。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


もみ合い放れの動きを考察 by masao_shindo on TradingView.com

※ 本動画では TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「新日本科学」の週足チャートです。

東京都中央区明石町に本社がありますが、
本店は鹿児島県鹿児島市宮之浦町にある東証一部上場企業です。
アメリカをはじめ世界に展開するグローバルバイオ企業です。

1957年に国内初の医薬品開発受託機関として創業しました。
当初は、前臨床事業に特化していましたが、1991年に臨床事業に参入ました。
また、日本企業として最初に米国に前臨床研究施設と臨床研究施設を建設しました。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなっています。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がっていますので
トレンドに勢いが出てきているのが分かります。

3本の移動平均線の間隔がさらに広がって、勢いが更に出てくるのか、
それとも勢いが弱くなっていくのかがポイントとなります。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この企業の注目ポイント

まず5月10日に発表された2021年3月期の決算の内容を見ていきましょう。
売上高は151億円、営業利益は25億円、最終利益は36億円でした。
売上高以外の、営業利益、最終利益共に過去最高を記録しました。
最終利益に関しては米国前臨床事業譲渡の株式売却益が加算されています。

事業別で見ると、前臨床事業が好調で受注高の過去5年間年次平均成長率が12%となっています。
更に海外からの受注高は過去5年の年次成長率は43%となっています。
COVID-19ワクチンや治療薬の開発受注が増加しています。

TR事業については、経鼻吸収プロジェクトの第2開発が決定し、
開発子会社で臨床試験の準備を進めています。

サステナブル・ディベロップメント・カンパニーでは、SDGs達成に向けた貢献に向けて、
発電事業やアグリカルチャー事業、水産事業などを進めており、
地熱発電所の熱を活用したきのこ菌床の栽培や
二ホンウナギの人工種苗生産研究などを行っています。
また、ホスピタリティ事業ではリゾート運営も行っています。

8月4日には、第1四半期決算が発表され売上高が30億、営業利益が4.9億円、
最終利益が11.8億円となり利益が増加してきました。
そして、10月21日には22年3月期の業績予想について、売上高を159億円から174億円、
最終利益を39億円から49億円へと上方修正してきました。

これによって株価が大きく上昇していますので今後の展開にも注目してきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる200本EMA(指数平滑移動平均線)と
価格の推移を見ていきましょう。
2013年に高値を付けてから価格は急落しました。
それに伴い200本EMAは右肩下がりの展開へとなっていきました。

2020年を挟んでのところでは横ばいになっており、もみ合い相場になっているのが分かります。
直近の価格の上昇を受けて200本EMAも緩やかに右肩上がりとなっているのが分かります。

次にステージを見ていきましょう。
200日EMAが右肩上がりのときは第1ステージが中心となり推移していました。
当然ですが、2021年の高値から価格が下落しているところは
第4ステージが中心となっていました。

もみ合い相場のところを確認しましょう。
2016年から2020年辺りにかけては第1ステージと第4ステージが長続きせずに
短い期間でステージが変化しています。
このステージが長続きしないところがもみ合い相場の特徴です。

そして、もみ合い相場はどこかで終わりを迎えます。
その終わりのパターンを理解すると、トレンド相場の初動を狙うことができます。
もみ合い相場の終わりになると、それまでもみ合いの上限、
下限前後まで価格が推移していたのが中心辺りで止まります。
そして、価格がもみ合い相場を抜けていくのです。

このチャートではそれがどこに出ているかを確認して
もみ合い放れの流れを理解していきましょう。

おすすめ


公式インジケーターを利用する