注目チャート195|アスクル(2678)

皆さんこんにちは。

9月は台風の季節となりますね。
今週も台風14号が日本列島を縦断する可能性が出てきて警戒が高まっています。
地球温暖化の影響から年々台風の勢力が強まっているそうです。
台風がお住まいの地域に接近するときは最大限の注意を払いましょう。

ところで日本では台風といいますが、アメリカではハリケーンと呼んでいます。
なぜ、そういった違いがあるのかを調べてみました。
すると、そこには、面白いルールがあるということが分かりました。
では、どういったルールなのかを見ていきましょう。

そもそも台風とは熱帯低気圧の域内の最大風速が
約17.2m/s以上にまで発達したものであるということです。
そして、それが北西太平洋(統計100度線から180度線までの北半球)で
発生したものを台風と呼ぶそうです。
最大風速が17m/s以上の熱帯低気圧のうち北インド洋にあるものは「サイクロン」といいます。
南太平洋、北太平洋、北大西洋の熱帯低気圧のうち
最大風速が33m/s以上のものは「ハリケーン」と呼び、
発生する地域によって呼び方が違うということです。

よって、その境目で発生したものが最初は台風だったものが、
サイクロンに変わったりすることも稀にあったようです。
また、この台風は「typhoon(タイフーン)」を1956年(昭和31年)に
同音の漢字による書き換えとして呼称、表記が定まりました。

いずれにせよ太古から台風は過大な被害が出てきましたので、しっかりと備えていきたいですね。

今回はそういった防災に備える「防災グッズ」などを
すぐに頼むことができる企業を見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


(2678)アスクル 日足チャート by masao_shindo on TradingView.com

※ 本動画では TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「アスクル」の日足チャートです。

ソフトバンクグループ系列の通信販売会社で、事務用品を中心として販売しています。

もともとは1963年にプラス株式会社という
事務機器メーカーの完全子会社として設立されました。
そして1997年にアスクル株式会社に商号を変更しネット販売を開始しました。
その後、2012年にヤフーがプラスに変わって筆頭株主となりました。

社名の由来は翌日配達、すなわち「明日来る」から転じてアスクルとなりました。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第4ステージとなっています。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けてきたところで、
徐々に帯に傾きが出て間隔が広がってきていますので、
トレンドに勢いが出始めたところだということが分かります。

3本の移動平均線の間隔がさらに広がって勢いが更に出てくるのか、
それとも、勢いが弱くなっていくのかがポイントとなります。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

企業の注目ポイント

7月2日に発表された2021年5月期の決算の内容を見ていきましょう。
売上高は4221億円、営業利益は139億円、最終利益は77億円でした。
売上高、営業利益、最終利益共に過去最高となりました。

セグメント別の売上高の前年比で見てみましょう。
BtoB事業を見ると2020年5月期が3290億円、
2021年5月期は3451億円と104.9%の伸びとなり、
感染対策商品の伸びとオフィス用品の需要も回復しました。

BtoC事業を見ると、2020年5月期が633億円、2021年5月期は685億円と108.3%の伸びとなり、
ソフトバンク・ヤフーとの連携強化によって成長が加速しました。

ロジスティック事業・その他は79億円から83億円と4億円増加しました。

そして、9月16日に2022年5月期、第1四半期の決算発表がありました。
売上高は1024億円と前期比で2.3%増、営業利益は327億円と9.5%増、
最終利益は21億円と43.3%増となり、順調なスタートをきりました。
それぞれ過去最高となりました。

アフターコロナの成長に向けたお客様基盤の拡大が続いており、
品揃えの拡大、オリジナル商品の拡大や在庫商品数も拡大しています。
また、高効率を実現する最先端センターの工事にも着手しています。
そして、今期も過去最高売上、過去最高益更新を目指していますので注目していきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる200日EMA(指数平滑移動平均線)と
価格の推移を見ていきましょう。
2019年に安値を付けてからも暫く200日EMAは右肩下がりの展開となっていました。
そこから2020年の春、夏と200日EMA超えに挑戦しましたが、
200日EMAで抵抗を受けて反落しましたが、9月に200本EMAをしっかりと上抜けてきました。
そこからは、200本EMAも右肩上がりとなり、コロナショックや、
その後も一時的に200本EMAを割り込むところがありましたが、上昇を続けていきました。
2020年10月に高値を付けてからは価格が反落し200本EMAも右肩上がりから横ばいになり、
ついには価格が200本EMAを割り込み右肩下がりとなってきました。

今度はステージを見ていきましょう。
2020年10月に高値を付けてから価格は反落し、
200本EMAの攻防で下降期である第4ステージなったり、
上昇期である第1ステージなったりしていましたが、
今年の5月からは200日EMAをしっかりと割りこみ第4ステージを継続していました。

8月に底打ちしてからは短期移動平均線が帯を突破し、第5ステージ、第6ステージへと移行し、
そして、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けたことで第1ステージに移行してきました。
下降帯から上昇帯に移行する帯の形を見ると、
典型的なトレンド転換の時の帯の形となっていますので、
是非この推移する形を覚えておきましょう。

そして、直近は価格が200日EMAに絡んできました。
ここから上抜けてトレンド転換となるのか、
抵抗を受けて反落し再び下降トレンドに戻るのかに注目となります。
そのカギを握っているのが短期移動平均線の動きとなります。
現在は200日EMAと上昇帯に挟まれていますので、どちらに抜けていくのかを見ていきましょう。

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