皆さんこんにちは。
8月はお盆となり、ご先祖様があの世から戻ってくる時期です。
また、15日が終戦記念日となりお盆と合わせて厳かな気持ちになる時期です。
そして、広島、長崎で行われた原爆投下の悲惨さを再確認し、
二度と戦争を繰り返してはいけないと心に誓う週だと思います。
そういった中、世界に目を向けると非常に恐ろしい事態が起きました。
何が起きたかというと、中東の国、アフガニスタンでタリバンが
首都カブールを制圧し政権を奪回したのです。
これが、なぜ恐ろしいことなのかを理解するには、遡ること20年前、
アメリカで起きた衝撃のテロ事件のことを確認することから始まります。
それは、9.11同時多発テロといわれ、民間の飛行機数機が
世界貿易センタービルなどに突っ込み数千人の民間人の命を奪った
卑劣なテロ事件で2001年に起きました。
その首謀者はアルカイダという組織のビンラディン容疑者でした。
その首謀者をかくまっていたとされるのがアフガニスタンのタリバンだったのです。
米国はテロから国民を守るためにタリバンを攻撃し、アフガニスタンに新政権を樹立しました。
そして、タリバンを一掃したはずでしたが、徐々に力を取り戻してきていました。
その間、アフガニスタンでは新政権とタリバンの攻防で、
アフガニスタンの民間人や米軍人も含め多数の死者が出ました。
しかし、米政権はテロ発生20年を迎える前にアフガニスタンから米軍を撤退させました。
名目は現政権で十分タリバンを撤退することができるというものでした。
しかし、結果はあっさりとタリバンが首都のカブールを奪回し政権を取り戻したのです。
再びテロ組織が国家の政権を奪回したことで、
世界は20年前の恐怖を思い出したということなのです。
早く地球上で争いのない世界になってほしいものです。
今回は企業名に注目してピックアップしてみました。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
トレンド転換がわかりやすいチャート ~基本を理解することが大事~ by masao_shindo on TradingView.com
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「平和」の週足チャートです。
1949年に群馬県桐生市にて中島健吉氏が平和商会として
パチンコ機の製造販売を始めたのがスタートです。
1988年にパチンコメーカーとして初の店頭公開、
その後一部上場を果たす、パチンコ業界を巨大企業に成長させてきました。
2000年にオリンピアを株式交換で完全子会社化し買収しましたが、
事実上はオリンピアによる平和の買収でした。
2011年にはゴルフ場運営企業のPGMをTOBで買収し経営の多角化を図っている企業です。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がっていますので
トレンドに勢いがあるのが分かります。
3本の移動平均線の間隔がさらに広がってきていますので、
この勢いが暫く続くのか、
それとも勢いが弱くなってトレンド転換するのかがポイントとなります。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
5月13日に発表された2020年度の決算の内容を見ていきましょう。
売上高は1077億円、営業利益は53億円、最終利益は8.65億円でした。
セグメント別で見ていくと、遊戯機事業とゴルフ事業の2本柱となりますが、
遊技機事業が前期の616億円に対して332億円とマイナス46%の減少となりました。
やはり、新型コロナウイルス感染症の影響でパチンコ店の休業や
新型機への交換需要が大きく減ったことが要因のようです。
ゴルフ事業は前期の829億円に対して744億円と減少したものの、
マイナス10%と遊戯機事業ほどの影響は受けなかったようです。
8月5日に発表された今年度の第1四半期決算を見ると、
売上高が前年同期比で98.2%増の320億円となっており
営業利益が43億円、最終利益が26億円と前年同期比から黒字転換しています。
その背景には、遊戯機事業が前年同期比で678%増という驚異的な伸びがあります。
販売台数の増加や新機種の販売によって増収増益に繋がりました。
ゴルフ事業も52.9%増となりました。
来場者の増加、顧客単価の回復により、
ゴルフプレー売上が増加したことで利益も増加となりました。
こうやって見ていくと、少しずつではありますが、
コロナショックを乗り越えつつあるといえるでしょう。
今後の課題としては、パチンコホールの減少を
どうやってカバーしていくのかということでしょう。
また、ゴルフ事業を更に伸ばすための工夫が必要となってくると思われますので
注目して見ていきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる200本EMAと価格の推移を見ていきましょう。
2010年辺りまでは右肩下がりとなり、価格はその200本EMAの下で推移していました。
その後、価格が200本EMAを上抜けて200本EMAも右肩上がりとなりました。
何度か価格が200本EMAを絡める動きがあったものの、
200本EMAで支持されて上昇トレンドを形成していました。
ただ、2017年辺りから200本EMAを明確に割り始めて、
200本EMAが横ばいになってきました。
そこから、200本EMAを価格が割込み、200本EMAも下向きになってきました。
今年に入ってから価格が切り返し、200本EMAのところに差し掛かってきています。
今度はステージを見ていきましょう。
2020年1月に一時的に第1ステージとなりましたが、
継続することなく反落し2021年まで第4ステージが続いていました。
2021年を挟んで価格が底打ちして下降相場の終焉である第5ステージ、
上昇相場の入り口である第6ステージを経て、上昇期である第1ステージへと移行しました。
現状は上に200本EMAが抵抗線として待ち構えており、
下には帯が支持線となっている状態でその二つに価格が挟まれている状態です。
こういった状態は珍しいことではなく、
それなりに見かけるパターンなのでよく覚えておきましょう。
この抵抗線と支持線のどちらに抜けていくかが重要となり、
今後の動向を判断するヒントとなります。
チャートの形状から見ると、その答えはそろそろ出てきそうですので注目して見ていきましょう。