皆さんこんにちは。
季節の移り変わりは早いもので、気が付けばもう10月ですね。今年も残り3カ月となりましたが、ニュースを見ると日本国内は10月22日の衆議院選挙一色の様相を呈していますね。10月は「神無月」といいますが、語源は「神の月」というのが定説のようですが、10月は各地の神様が出雲大社に集まって話し合いが行われて、神様がいないので「神無月」という説も平安時代からあるようで、個人的にはこちらの説が面白いと感じています。出雲では10月を「神在月」というそうです。今週の「S」の気になるチャートとしては、「相場の神様」が味方しているのかな、と感じるくらい一本調子の上昇を見せている「ナスダック総合指数」を取り上げようと思います。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
ナスダック総合指数 週足チャート 10月4日現在
ナスダック総合指数は、アメリカの全米証券業協会(NASD)が開設・運営している電子株式市場「NASDAQ」に上場している3000以上の銘柄の全てを対象としている株価指数の一つになります。2008年に発生したリーマンショックは、全世界を巻き込んだ金融危機となりあらゆる株式市場が大きな下落を見せ、翌年の2009年まで尾を引く株式市場の歴史に残る大きな事件となりました。その後、幾つかの調整を入れながら今年に至るまで上昇を続け史上最高値を更新しています。まさに一本調子の上昇といえるナスダック総合指数のチャートを見てきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージはステージ1となっています。ステージ1移動平均線大循環分析では上昇期となります。小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がっていますのでトレンドに勢いがあるのがわかります。昨年から1年以上ステージ1を維持しておりこのような局面は是非取りたいところですよね。ここからの動きを「CHECK」していきましょう。
ズバリ!注目点
米国の経済が非常に好調なことから株式市場が上昇し史上最高値を更新しているわけですが、その中でも「ナスダック市場」の貢献度合いが高いとみています。なぜなら、マイクロソフトなどのハイテク関連企業、グーグルなどのインターネット関連企業が数多く上場しており、このハイテクやネット関連業界が上昇のけん引役になっているからです。アップル、アルファベット(グーグルの親会社)、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックの5社はいずれも「ナスダック」に上場しており、尚且つ、この5社は世界の株式時価総額のベスト5社(2017年9月末時点)でもあるのです。
イギリスの産業革命以降最大の革命といわれているインターネット関連が世界を席巻しているのがよくわかります。やはり、時代の最先端を行く業界の動向は大注目ですよね。
「S」の目線
では、このまま最高値を更新しながら上昇が何時までも続くのかとなれば、答えははっきりしています。今年の株式を弱気に見て「カラ売り」から参戦したファンドは壊滅状態となっています。例え怖くても、また最高値であっても流れに沿っていくには買い勝負しかありません。後は、出口戦力をどう取るかがカギとなります。いずれやってくる天井に備えて戦い方を考慮する必要があります。
マーケットは今、この上なく楽しいお祭り状態になっています。入り口は入り易い「お祭り会場」ですが、祭りに熱狂して祭りが終わっても余韻に浸っていると、出口に向かった時には大きく価格が下落していることがあります。祭りがいつ終わるのかに目線を向けて楽しみながらも出口を確りと見ていきましょう。
(ライター「S」)