注目チャート187|Amazon(AMZN)

皆さんこんにちは。

梅雨前線が日本列島で停滞し、全国的に雨が続いています。
異常気象の影響で年々雨量が増加しているように感じますね。
最近は「線状降水帯」といった言葉が出てきて、ゲリラ豪雨が増えてきました。
この線状降水帯というのは正式な定義は無いようです。

一般的には、激しい雨を降らせる積乱雲が集まったもので、
大きさは幅20~50㎞・長さ50~200㎞となっています。
数時間同じ場所に留まる性質があるものが「線状降水帯」と呼ばれています。
ある一か所で積乱雲ができて、風に乗って移動したあとに
風上側に新しい積乱雲が線状に発生しつづけるとされています。

また、発生する条件やメカニズムは研究されていますが、
事前に予測することは難しいと言われています。
ですから、天気予報で「線状降水帯が出てきた」という発表があれば、
その後の数時間にわたって大雨、豪雨になる可能性があるので注意していきましょう。

大雨も注意しなければいけませんが、いよいよオリンピックまで2週間となってきました。
開会式は23日となりますが、政府は緊急事態宣言を発動するようです。
しかも、今回は8月22日まで一カ月以上となります。
それに伴い、オリンピックは1都3県では無観客となるようです。

一刻も早く通常の生活を取り戻したいですね。
今回は日本の状況とは違って絶好調な動きになっている企業について見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


中間波動を上放れ ~高い安いと考えるか、上に動いている、下に動きていると考えるか~ by masao_shindo on TradingView.com

※ 本動画では TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「AMAZON」の日足チャートです。

ジェフ・ベゾス氏が1994年7月にオンライン書店として創業しました。
米国ワシントン州、シアトルが本社となっています。

今や世界的なインターネット総合通販会社と成長し、
米国以外でも18カ国でサイトを運営しています。

今やアマゾンでのネットでの買い物が当たり前になってきました。
米国でのEC市場シェアは40%近くを占めており圧倒的トップにあります。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなっています。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がり始めていますので
トレンドに勢いが出てきているのが分かります。

概ね200日EMAでサポートされており、大局も強気の動きが続いていることが分かります。

ここから3本の移動平均線の間隔が広がれば更にトレンドに勢いが出てきます。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

2020年12月期の決算の内容を見ていきましょう。
売上高は3860億ドル、営業利益228憶ドル、最終利益は213億円でした。
これを1ドル110円で計算した場合、
売上高が42兆4600億円、営業利益が2兆5080億円、最終利益は2兆3430億円でした。

今年度の四半期は、売上高1085億ドル、営業利益88億ドル、最終利益は81億ドル、
1ドル110円で計算すると、ぞれぞれ、11兆9350億円、9680億円、8910億円でした。
巣ごもり消費の拡大でネット通販事業の拡大が続き、
売上高と最終利益はそろって1~3月期としては最高を更新しました。
また、有料サービス「アマゾンプライム」の会員数が世界で2億人を突破したとのことです。
同サービスを含むサブスクリプションの売上高が
36%増の75億8000万ドル(8338億円)となりました。

日本でも圧倒的な存在感を示していますが、
アフターコロナの世界で更に飛躍を続けるのかどうかにも注目しながら見ていきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる200本EMAと価格の推移を見ていきましょう。
2020年のコロナショックの時に200日EMAを下回りました。
しかし、コロナショック後に直ぐに切り返し、
今度はコロナによる巣ごもり需要を受けて一気に上昇していきました。
その後、価格が横ばいになり、
2021年3月に再び200日EMAを一時割り込みましたが、直ぐに切り返しました。

次にステージを見るとコロナショック後はずっと安定上昇の第1ステージが続いていました。
そこからの横ばいになったところは、ステージがコロコロと変わっているのが分かります。

移動平均線大循環分析でもみ合い相場を見抜く方法があります。
まず、トレンド相場のときは帯に傾きが出て間隔が広がっていきますが、
もみ合い相場になると、帯が横ばいになって間隔が狭くなります。
2020年9月から今年の6月あたりまではまさにもみ合い相場の動きでした。

そこから、ここにきて変化が起きてきました。
どういった変化かというと、2020年9月に付けた高値を10カ月ぶりに更新してきました。
約10カ月のもみ合い相場を上に抜けてきたということは
新たなトレンド相場が始まる可能性がぐっと高まってきました。

このまま大きな上昇トレンドとなるのかどうかに注目して見ていきましょう。

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