注目チャート181|東京海上ホールディングス(8766)

皆さんこんにちは。

政府は緊急事態宣言を沖縄県にも発令する方針を固めました。
発令期間は23日から6月20日までとするようです。
これにより宣言の対象は10都道府県に拡大となります。

国内では本当に暗いニュースが多いのですが、そういった中
明るいニュースが発表されました。

2016年に放送されたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で共演をした
星野源さんと新垣結衣さんが結婚を発表しました。
突然の発表で驚いた方が多いようで、
SNSなどでは「星野ロス」とか「新垣ロス」などといたワードが沢山出ていたようです。
コロナ禍ではありますが、やはり結婚のニュースというのは人の心を明るくします。
是非とも幸せになってほしいですね。

相田みつを氏の言葉に「しあわせはいつも自分のこころがきめる」という言葉があります。
厳しい世の中でも辛いことに目線を向けるか、楽しい事に目線を向けるかで心が変わります。
やはり、しあわせになるためには自分が辛いことや嫌なことに
意識しないように心がけたいですね。

そうはいっても世の中は予期しもしないことが起きるものです。
今回はそんな予期せぬことに対応するときに必要となる企業を見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

上記のチャートは、「東京海上ホールディングス」の週足チャートになります。

国内最大の損害保険グループとなり、傘下に東京海上日動火災保険、
東京海上日動あんしん生命、日新火災海上などが入っています。

その中心企業である東京海上日動火災保険の前身である
東京海上火災保険は日本最初の保険会社です。
かつての三菱財閥であり、現在は三菱グループに所属する会社となっています。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第2ステージとなっています。

第2ステージは移動平均線大循環分析においては上昇相場の終焉です。
小次郎講師流に見れば、上昇帯を維持していますが
短期移動平均線が上昇帯に突入していますので、
短期移動平均線がここからどこに向かうかです。

短期移動平均線が上に抜ければ上昇期である第1ステージに戻ります。
短期移動平均線が上昇帯を下抜ければ下降相場の入り口である第3ステージとなります。

短期移動平均線が上下どちらに抜けてくるかがポイントとなりますので、
短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

5月20日に2021年3月までの年間決算の発表がありました。
売上高は5兆4611億円、経常利益は2667億円、最終利益は1618億円でした。

国内の損保事業を見ていくと、自然災害の減少やコロナによる
外出自粛などにより発生保険金は減少したようです。
国内の生保事業はコロナ下での対面販売自粛の影響を、
新たな医療保険などでカバーし前年度よりも+121億円増益となりました。

ただ、前年度と比較すると売り上げは43億円の減少に留まっていますが、
最終益は979億円の減少となりました。
背景にはコロナに伴う物流の減収、旅行保険の減収、新車販売台数の減少などが挙げられます。
また、資産運用での配当減収なども減収要因となっています。

2021年度はコロナ影響の反動に加えて、レートアップの推進や引受拡大などにより、
最終利益は94.7%の増加の3150億円の目標となっているようです。
どの企業もそうですが、そろそろアフターコロナに向けて動き始めていますので、
アフターコロナを見据えて企業を見ていきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる200週EMAと価格の推移を見ていきましょう。
2013年までは200週EMAが右肩下がりとなっていましたので、
大局の動きは弱気の流れとなっていました。
2013年に200週EMAを上抜けたことで大局の動きが強気になってきました。
2016年と2020年に200週EMAを下抜ける場面もありましたが、
今年になって再び上抜けてきました。

次に直近の移動平均線大循環分析の帯と価格の関係を見ていきましょう。
2018年から2020年3月までは上昇期である第1ステージを中心に推移していました。
2020年3月辺りからは下降期である第4ステージになり200週EMAも下回っていました。
しかし、そこからは切り返して上昇期である第1ステージに戻ってきました。
帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきますが、
現状は帯が横ばいで細くなっていますので、トレンドの勢いは弱いということが分かります。

今年の短期移動平均線の動きを見ると小さな動きで上下しており動きが不安定なことが分かります。
そして、短期移動平均線は下向きになってきており、帯に突入してきました。
上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行しています。
このまま短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入り口である第3ステージに移行します。
一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに戻ります。

いずれにせよ、ここからの展開は大局のもみ合い相場が
どちらに放れるのかが重要なポイントになってきますので注意して見ていきましょう。

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