注目チャート179|セラク(6199)

皆さんこんばんは。

今年も早いもので5月となりました。
日本では5月のことを別名、皐月(さつき)といいます。
早苗月(さなえづき)が短くなって皐月(さつき)になったと言われています。
旧暦の5月では田植えの時期だったことから早苗月といわれていたわけですが、
旧暦の5月といえば現代の3月末から4月となりますので、
田植えの時期も時代と共に随分遅くなってきたということでしょうね。
それとも、これも地球温暖化が影響しているのでしょうか。

今年は例年よりも桜の時期が早かったですが、
東北地方や北海道ではこの時期が桜を楽しむ季節です。
そして、桜の次は5月になるとツツジや芝桜が綺麗に咲き誇ります。
季節も春から徐々に夏に近づいてきていますね。
沖縄県や奄美群島などでは例年5月上旬より梅雨となりますが、
紫陽花が咲き始めると本州でも梅雨の季節となります。

今年は我慢のゴールデンウィークとなっていますが、
コロナウイルスの変異株が猛威を振るっていますので、
ITを駆使して工夫しながら生活していきましょう。

今回もIT関連の企業を見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

上記のチャートは、「セラク」の週足チャートになります。

1987年に創業した企業へのITアウトソーシングサービスを展開する企業です。
農業IoTプラットフォームである「みどりクラウド」を始め、
システムインテグレーション事業、並びにデジタルトランスフォーメーション事業を
主軸とした総合的なITソリューションを提供しています。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなっています。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がっていますので
トレンドに勢いがあるのが分かります。

この勢いが継続するのであれば高値更新していきます。
一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場が終焉となります。

短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

昨年の10月15日に発表された2020年8月期決算の内容を見てみましょう。
売上高は137億、営業利益は11億円、最終利益は6.5億円でした。
売上高、営業利益、最終利益ともに過去最高となりました。

次に今年の4月13日に発表された第2四半期累計決算を見ていきましょう。
売上高は72.6億円、営業利益は7.1億円、最終利益は7億円でした。
ITシステムの構築・運用とネットサービスにおいて人材と技術の共有により
積上継続型の収益構造と成長領域への投資により高い成長が実現できたようです。

教育型IT人材創出のモデルがベースになっており、
デジタルトランスフォーメーション(DX)とシステムインテグレーション(SI)での
高付加価値・高成長性の両立によって様々な事業の成長に繋がっています。

2021年8月期の年度計画も増収増益予想となっており、
企業としての拡大期を目指して活動しており今後の動向に注目していきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる200週EMAと価格の推移を見ていきましょう。
上場してからの期間が短いため、2020年からの動きとなっていますが、
緩やかな右肩上がりとなっていますので長期上昇局面となっているのが分かります。

次に移動平均線大循環分析の帯と価格の関係を見ていきましょう。
2017年から2019年までは緩やかな右肩下がりの動きになっており、下降帯を中心に推移していました。
2019年の後半からは下降帯中心の動きから上昇帯に入れ替わり、上昇帯中心の動きになっています。
2020年3月には一時的に下降相場の入り口である第3ステージになるも、
ステージの「1→2→3→2→1の押し目買い」パターンから上昇トレンドが継続しています。

直近の動きを見ると、2020年10月に高値を付けましたが、そこからは価格が反落しました。
そこから、ステージの「1→2→3→2→1の押し目買い」パターンから上昇トレンドが継続しています。
しかし、2020年10月の高値は未だ更新していません。
ここからの展開として、価格が高値を更新していけば上昇トレンド継続となり、
3本の移動平均線に傾きが出来て間隔が広がっていきます。
一方で、高値更新出来ずに再び短期移動平均線が下向きとなれば、
トレンド転換かもみ合い相場へ移行していきます。
そうなると3本の移動平均線の間隔が狭くなっていきます。

2020年10月の高値とその次の高値を結んだトレンドラインを上抜けてきていますので、
現状は高値更新に向けた動きになっているのが分かります。
ポイントは短期移動平均線と帯の関係となりますので、ここからの動きに注目して見ていきましょう。

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