皆さんこんにちは。
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が辞任をしました。
森氏の女性蔑視発言により発言から1週間余りで辞任に追い込まれました。
これに伴い、東京五輪・パラリンピックの開催の有無についてや
今後の会長人選の人事動向が大注目となっています。
東京五輪・パラリンピックの開催の有無についての世論調査を見ると、
延期と中止、そして、開催が綺麗に3分割しているようです。
さらに、開催とはいっても観客を入れての開催への支持は殆どなく
無観客による開催に対する支持ということです。
つまり、この大会組織委員会の時期会長になる方は
世論の意見も聞きながら分かれる民意の中での運営となり、
政府や東京都、また、スポンサーと日本オリンピック委員会(IOC)や
国際オリンピック委員会(IOC)とのタフな交渉能力が求められます。
いずれにせよ、コロナ禍による延期や中止は
やむを得ないところもあるかもしれませんが、
委員会の運営能力の問題によって大会に影響が出るのであれば
選手や関係者の方にとっては悔いが残る大会になってしまいます。
そうならないような方に次期会長になっていただきたいですね。
今週は米国の電気自動車の会社である「テスラ」なども関連している企業を見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら)
上記のチャートは、「マネックスグループ」の週足チャートになります。
ゴールドマン・サックスのゼネラルパートナーだった松本大氏と
ソニーの共同出資で創業したネット専業証券会社のマネックス証券が始まりです。
その後、マネックス証券株式会社と日興ビーンズ証券株式会社の2社が、
2004年に持株会社のマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社を設立し、
マネックスグループが発足しました。
2018年には仮想通貨の取引所であるコインチェックを
完全子会社化したことでも話題となりました。
まずは、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、上昇帯が上向きになって間隔が広がってきているので
トレンドに勢いがあるのが分かります。
ただし、上昇の角度が鋭くなってきているので「逆Cカーブ」の上昇のようです。
反動も大きくなることも想定する必要があります。
ローソク足の形状と短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
まずは、昨年の5月に発表された2020年3月決算の内容を見てみましょう。
売上高は532億円、最終利益は30億円でした。
前年比で見ると売上高や最終利益が増加しました。
では、次に21年1月29日に発表された4月から12月までの
第3四半期決算を見ていきましょう。
売上高は439億円となり、前年度の344億円から大きく伸びています。
また、最終利益は65億円と前年度の22億円から大幅増加となり、
また、昨年度の倍以上の利益を第3四半期の段階で上げています。
セグメント別で見ると、一番の貢献はクリプトアセット事業セグメントです。
金融緩和を背景とする暗号資産市場の活性化などから
グループ入り後の最高益を大幅に更新しました。
また、米国セグメントも大幅に利益を伸ばしました。
新型コロナによる生活スタイルの変化により投資への関心が高まったことで
口座数と取引量が増加したことが要因となっています。
もちろん、日本株市場の活況により日本セグメントやアジア・パシフィックセグメントも順調でした。
今後もマーケットの環境に大きく影響を受けるビジネスモデルだけに
マーケット以外のビジネスをどう立ち上げるかがカギとなりそうです。
マーケットの動向と合わせて注目して見ていきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる200週EMAと価格の推移を見ていきましょう。
2018年に高値あたりまでは200週EMAは緩やかな右肩上がりの動きでした。
そこから2020年までは緩やかな右肩下がりの動きになっていました。
状況が一変してくるのが2021年です。
決算の好結果に伴い株価が急騰したことで、
200週EMAも右肩上がりになってきました。
次に移動平均線大循環分析の帯と価格の関係を見ていきましょう。
2018年末から下降期である第4ステージが続いていました。
2020年の3月のコロナショックで逆Cカーブの下降で底打ちをしました。
そこから、価格が切り返して第1ステージとなっています。
現在「買い」にエッジがある上昇帯が続いており、
帯に傾きが出て間隔が広がっていますので、トレンドに勢いがあるのが分かります。
ここからの展開としてはどこかで利益確定売りが出てくるでしょう。
そのときに、どういった展開になるのかがポイントとなります。
どういうことかというと、利益確定売りが出てきてトレンド転換するのか、
それとも、一時的な調整で再度上昇が再開するのか、
はたまた、高値で膠着した動きになるのかを見極める必要があります。
下げだしたときに上昇幅が大きいから下げ幅も大きくなると決めつけてしまえば
間違った判断をしてしまう可能性が出てきます。
柔軟にチャートの推移を見ていきましょう。