注目チャート156|NTT(9432)

皆さんこんにちは。

日が沈むのが日に日に早くなり、朝晩が冷え込むことが多くなりました。
季節の移ろいというのは本当に早いものですね。

9月が終わり10月になりました。
10月は旧暦でいうと「神無月(かんなづき)」となります。
神が無い月というと誤解がありますが、
「無」は「の」といい「神の月」ということだそうです。

また、島根県の出雲大社がある出雲の国では「神在月(かみありづき)」と言うそうです。
10月は全国の八百万の神様が、出雲大社に会議のために集合するからです。
その為、神様が出かけてしまう国では神様がいないので「神無月」、
反対に出雲の国では神様がたくさん集まるので「神在月」という説もあるようですね。

では、その出雲大社ではどのような会議が行われているかというと
人の運命や縁(結婚)についてということです。
その為、出雲大社は縁結びの総本山でもあります。
また、出雲大社の祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)で
天を象徴する天照大神(あまてらすおおみかみ)に対し、大地を象徴する神様です。
ゆえに、天候や農作物、酒の出来などについても話し合われるということです。

古事記や日本書紀を見ると神様でも親子喧嘩や兄弟喧嘩が横行していたようですが、
現代社会における企業でも親子問題というのは起きるものです。

今週の注目チャートは、その親顧問題の渦中にある企業を取り上げました。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

上記のチャートは、「NTT」の週足チャートになります。

1868年、明治元年に官営による電信事業のサービスが開始されたのが始まりです。
1952年に前身の日本電信電話公社が設立されました。

1985年日本電信電話株式会社法により日本電信電話公社を民営化し、
日本電信電話株式会社が設立されました。

現在はNTTドコモや各地域のNTTなどのグループ会社を統括する持ち株会社です。

有線通信事業、移動体通信事業、インターネット関連事業、
情報システム・情報処理事業の情報通信関係が大きく、
最近は海外での情報システム構築事業、国内の都市開発、
電力エネルギー事業にも力を入れています。
今回、NTTドコモに対しTOBを行い完全子会社化すると発表し話題を呼んでいます。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第4ステージです。

第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がり始めているので、
トレンドに勢いが出始めているのが分かります。

ここから3本の移動平均線に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。
一方で、短期移動平均線が帯に突入してくれば第5ステージに移行しますので、
ここからの短期移動平均線と下降帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

持ち株会社であるNTTは幾つもの子会社から成り立っており、そのセグメントを見ると
NTTドコモなどの「移動通信事業」、NTT西日本やNTT東日本などの「地域通信事業」、
NTTコミュニケーションズなどの「長距離・国際通信事業」、
NTTデータなどの「データ通信事業」、その他の事業となっています。

2019年3月期決算を見ると、売上高が11兆8994億円で前年比196億円の増加、
営業利益が1兆5622億円となっており前年比1317億円の減少でした。
売上高は過去最高益となりました。
最終利益は8553億円となり前年比で7億円の増加となりました。

また、2020年第1四半期の売上を見ると
営業利益が2兆7665億円と前年比1490億円の減少
最終利益が2726億円で前年比79億円の減少となっており、
新型コロナウイルスの影響などから減収、減益となっています。

今回、安倍首相から菅首相に代わり、携帯電話料金への値下げ圧力が強まり、
また、グローバル競争が激化する中で、NTTはNTTドコモに対してTOBを実施して
完全子会社化して競争力の強化を図ろうとしています。

世界的に見れば、コロナショックはIT業界にとってはフォローの風が吹いていますが、
NTTにとっては厳しい展開となっているだけに今後の展開にも注目が集まります。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる200週EMAと価格の推移を見ると、
ずっと右肩上がりの動きだったのが、2020年になって横ばいになってきています。
つまり、大局の動きは強気の流れから変化が起きているということです。
2013年からは価格は200週EMAに接することなく上昇していましたが、
2018年に一時的に200週EMAを下回りました。
このときは過ぎに切り返しましたが、再度200週EMAを下回っています。

次に、移動平均線大循環分析の帯と価格の関係を見ていきましょう。
帯と価格の関係を見ると、下降期である第4ステージとなっています。
2020年4月に第4ステージ移行し、8月に一時的に第6ステージまで戻り
そこから、ステージの「4→5→6→5→4の戻り売り」パターンになってきています。
そして、帯に傾きが出て間隔が広がり始めてきています。
下降トレンドに勢いが出始めてきています。

ここから2018年の安値を下回ってくると下降トレンドに勢いが出てきます。
2018年の安値を下回らない場合は、もみ合い相場に移行するかトレンド転換となります。
ここからの動きが分かりやすい動きとなるのか、難しい動きになるのかにも
注意しながら今後の展開を見ていきましょう。

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