注目チャート153|パソナグループ(2168)

皆さんこんにちは。

先月末に安倍晋三首相が突然辞任を表明しました。
ポスト安倍には誰がなるのでしょうね。

安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙が8日告示されました。
石破元幹事長、菅官房長官、岸田政務調査会長の3人が立候補をしました。
安倍政権の政策をどこまで継続するのかなどを争点に
今月14日の投開票に向けて選挙戦がスタートしました。

今回の総裁選挙の方式は、党員投票は行われずに「国会議員票」394票と、
47の都道府県連に3票ずつ割り当てられた141票の「地方票」の、合わせて535票で争われます。

ただ、スタートはしたものの、菅官房長官が次期首相就任でほぼ決まりという状況になっています。
むしろ、今回の選挙戦は首相が誰になるかというよりは、二位が誰になるのか。
そして、菅氏が安倍首相の残りの任期1年を埋める「リリーフ」なのか、
それとも、菅氏自身の「本格政権」を実現することを考えているのかといったところが、
焦点になってきているようです。

日本の将来を決めるといっても過言ではない首相が誰になり政治がどうなるのか、
また、解散総選挙があるのかなどをしっかりと見ていくようにしましょう。

今週の注目チャートは、その選挙というテーマに関連する企業を取り上げました。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)



価格と200日移動平均線の関係 by masao_shindo on TradingView.com

上記のチャートは、「パソナグループ」の日足チャートになります。

1976年2月に南部靖之氏が人材派遣事業を主業務として
株式会社マンパワーセンターを設立したのが始まりです。

パソナやベネフィット・ワンなど連結子会社が67社あり
約2万人近い従業員を抱える人材派遣を中心とした企業です。

グループの中核企業であるパソナは今年8月31日に
本社の主要機能を淡路島に移転する方針を打ち出し話題になりました。
テレワーク時代の東京一極集中の流れに一石を投じた出来事でした。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージです。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がってきているので、
トレンドに勢いがあるのが分かります。

ここから3本の移動平均線に傾きが出て間隔が広がってくれば、
更にトレンドに勢いが出てきます。
一方で、短期移動平均線が帯に突入してくれば第2ステージに移行しますので、
ここからの短期移動平均線と上昇帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

パソナグループは巨大企業グループのため、セグメントも多岐にわたっています。
「人材派遣」「委託・請負」「教育・研修など」「海外人材サービス」
「人材紹介、再就職支援」「アウトソーシング」「ライフソリューション」
「地方創生ソリューション」などです。

人材派遣から派生し、教育や介護など幅広い分野で活動をしています。
2020年5月期決算を見ると、売上高が3249億円、営業利益が105億円となり、
営業利益は過去最高益となりました。
最終利益は5.9億円でした。

セグメント別で見ると、人材派遣が売り上げの約50%を占めています。
そして「委託・請負」「「アウトソーシング」と続いています。
以前から働き方改革とうたわれていましたが、コロナ時代になったことで
時差出社やテレワークが浸透し社会が大きく変化しました。

アフターコロナ時代を見据えて、地方で働くことや健康意識が拡大することが想定され
パソナグループの重点戦略として捉えているようです。

ただ、コロナウイルス感染症の影響は大きく来期の売上高はマイナス4.6%、
営業利益もマイナス5.5%となっています。
今後の展開に注目していきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる200日EMAと価格の推移を見ると、
2020年になってからは価格が200日EMAから大きく乖離して
コロナショックで大きく下落した他の銘柄と同様に下降しました。
200日EMAも右肩下がりの動きとなり、大局も弱気になっていたことが分かります。

そこから、一転して価格が切り返してきました。
2020年5月には200日EMAにタッチしてきました。
一度は200日EMAで抵抗を受けて反落しましたが、
7月にもう一度挑戦して200日EMAを上抜けてきました。
この5月から7月の動きは非常に重要なところなので、しっかりと理解しましょう。

なぜ重要かというと、200日EMAに価格が挑戦するときに、
1回で抜けていくこともありますが、よくあるパターンとしては
その200日EMAで抵抗を受けることがあるからです。
そして、1度目の挑戦よりも2度目、2度目よりも3度目の方が
更新しやすくなっているということも覚えておきましょう。

200日EMAを上抜けてからは順調に上昇しています。
次は2019年の12月の高値を更新するのか、
それとも、それまでに失速するのかを見ていきましょう。

価格と200日EMAの関係を理解すると、大きな流れを把握し易くなりますので
色々なチャートでその関係性を見ていきましょう。

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