注目チャート150|明治ホールディングス(2269)

皆さんこんにちは。

ウィズコロナ時代が続いています。
外出先から帰宅したら「手洗い、うがい」の習慣は身についてきましたでしょうか。
梅雨が明け猛暑の中のマスクは大変ですが、これも感染対策ですので致し方ありません。

ところで、大阪府の吉村知事の発言が波紋を呼んでいます。
なぜ波紋を呼んでいるのかというと、吉村知事は会見で
「ウソみたいな本当の話」と切り出し、
「皆さんもよく知っているうがい薬を使って
うがいをすることによって、コロナの陽性者が減っていく。
薬事法上、効能を言うわけにいかないが、コロナに効くのではないかという研究が出た」
と報告したのです。

新型コロナウイルスへの対策として「ポビドンヨード」という成分を含むうがい薬で
うがいをすることにより、感染者の唾液のウイルスが減る可能性があり、
感染者を対象とした研究の結果、陽性になる確率が下がったというのです。

会見を受けてからドラッグストアでポビドンヨードを含む
うがい薬「イソジン」などを求めて客が殺到し、多くの薬局で売り切れが相次いだようです。
まるで、少し前のマスクやトイレットペーパーの時のようですね。

今週の注目チャートは、そのうがい薬に関連する企業を取り上げました。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

上記のチャートは、「明治ホールディングス」の週足チャートになります。

明治ホールディングスは食品メーカーの明治と
製薬会社のMeiji Seikaファルマを傘下に持つ持ち株会社となります。

それまでは、明治製菓と明治乳業がそれぞれ兄弟会社として事業を行っていました。
それが、2009年に経営統合が行われ、食品事業が統合して明治となり、
医薬品部門が分かれてMeiji Seikaファルマとなりました。

「明治ミルクチョコレート」といえばだれもが口にしたことがあるお菓子であり、
また「イソジン」といえば、元々は明治が扱っていたブランドのうがい薬です。
今回の吉村知事発言から明治の注目度が一気に上昇しました。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージです。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がり始めているので、
トレンドに勢いが出始めてきているところです。

ここから3本の移動平均線に傾きが出て間隔が広がってくれば、
更にトレンドに勢いが出てきます。
一方で、短期移動平均線が帯に突入してくれば第2ステージに移行しますので、
ここからの短期移動平均線と上昇帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

明治HDは食品と医薬品の二つのセグメントがあります。
それらの更に細分化すると、食品はヨーグルトなどの
「発酵デイリー」「加工食品」「菓子」「栄養」の4つとなります。
また、医薬品は国内事業と海外事業、KMバイオロジクスの3つになります。

5月22日に発表された2020年3月期の決算発表は、
売上高は1兆2527億円で、過去最高だった昨年度の1兆2543億円からは微減でした。
営業利益は1027億円と過去最高を記録し、最終利益も673億円と過去最高となりました。

コロナにより、巣ごもり需要や個人消費は安定しているものの
業務用などが減少しており、ウィズコロナ、アフターコロナをどう対応するかが課題のようです。

医薬品においては今回の「ポビドンヨード」騒動でイソジンうがい薬が注目されています。
実は2015年までは30年以上も「イソジン」ブランドを明治が使っていました。
ところが、提携先との期限切れにより「イソジン」ブランドを手放しています。
明治は自社ブランドでうがい薬を展開していますが、
ワクチンの売上が伸びており、ジェネリック医薬品などの伸びも期待されています。

「R-1」などのヨーグルトやチョコレート、医薬品と幅広く事業を展開しており、
新型コロナウイルスのワクチン開発も始まっていますので今後の動向に注目です。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる200週EMAと価格の推移を見ると、
価格が2016年に高値を出してから緩やかな右肩下がりの動きになっているのに対して
200週EMAは2019年辺りまで緩やかな右肩上がりとなっており、
そこからは、少し下がってから横ばいのような動きです。
そして、価格がかろうじて200週EMAを上抜けてきています。

チャートに水平線やトレンドライン、チャネルラインを入れると
現状の動きがさらに浮き彫りになってきます。
2016年の高値からチャネルラインを引くとそのレンジの範囲内で概ね推移しているのが分かります。
そして、今回の吉村知事発言で長い上ヒゲになって瞬間的にチャネルラインを上抜けました。
この動きが本物なのか、それとも一過性なのかを見ていく必要があります。

また、ステージを見ると、上昇期である第1ステージです。
ここからトレンドに勢いが出るのかどうかも含めて見る必要があります。

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