注目チャート138|ANAホールディングス(9202)

皆さんこんばんは。

ゴールデンウィークが終わり、5月になりました。
5月は旧暦では「皐月(さつき)」といい、今でもさつきという表現は使われます。
「さつき」は、田植えをする月であることから「早苗月(さなへつき)」と
言っていたのが短くなったと言われています。

旧暦の五月は新暦では6月から7月に当たります。
つまり、梅雨の季節ということです。
そこから五月雨(さみだれ)という梅雨の別名や、
五月晴れ(さつきばれ)という梅雨の合間の晴れ間
といった言葉が生まれました。

4月は桜が綺麗でしたが、5月はツツジが鮮やかに咲いています。

公園に行けばもっといろいろな花が咲いていますが、
緊急事態宣言中で施設がことごとく閉鎖していますので見ることができません。
非常に残念ではありますが、写真や動画を見るなりして、
外出気分や旅行気分を味わっていきましょう。

気軽に飛行機に乗って旅行する時代に戻ることは出来るのでしょうか。

今週の注目チャートは、あの天才投資家が売却した業界の日本企業を取りあげました。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


チャネルラインと水平線が示唆する世界 by masao_shindo on TradingView.com

 

上記のチャートは、「ANAホールディングス」の週足チャートになります。

ANAとは「全日本空輸」のことですね。
全日本空輸の前身は日本ヘリコプター輸送株式会社と極東航空株式会社となります。

太平洋戦争後に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の命令により、
全ての日本国籍の航空機は運航を停止していました。
1952年(昭和27年)になり運航禁止期間の解除の決定が下されたことを受けて
同年に両社が設立されました。

国内線、国際線ともに国内首位の企業です。
特にアジア近距離路線に強みを持っています。
傘下には「エアJ」「ピーチ」「ウイングス」があります。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第4ステージです。

第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がり始めています。
トレンドに勢いがあるのが分かります。

このままトレンドの勢いが加速していくのかを
短期移動平均線と帯の関係で「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

「投資の神様」とも言われる著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる
米バークシャー・ハザウェイが年次株主総会を開催しました。

そこで、バフェット氏は新型コロナウイルスの感染拡大によって
「世界が変わる」として保有していた米航空株を全て売却したと明かしました。
数々の危機を乗り越えてきた「投資の神様」は米国の明るい将来を信じつつも
コロナ後の世界を見据えて動き始めているとのことです。

では、日本国内最大手のANAホールディングスの決算はどうだったのでしょう。

2019年3月期決算の売上高は1兆9752億円で、営業利益が6080億円、
最終利益が276億円となり、大幅減益となるも辛うじて黒字を確保しました。
しかしそれは、2019年4月から2019年12月までに上げた利益であり
2020年1月から3月の最終利益はマイナス587億円でした。

バフェット氏は「外出制限が人々の行動に与える影響は分からない。
3~4年後に昨年までのように飛行機に乗るようになるのか見通せない」と
悲観的な見方を示しており、先行きが見えない業種の一つとなっています。

不況のときには企業はキャッシュが生命線です。
ANAは間接金融などで資金調達をしています。

目先の飛行機利用の増大が見込めないので赤字がしばらく続くことが想定されます。
この状況下でキャッシュを維持することが出来るかどうかがカギとなりそうです。
その点にも注目しながら見ていきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で見てみましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる200週EMAをみると、
リーマンショックの影響で2012年まで価格は下がり200週EMAも右肩下がりとなっていました。
そこから、価格が200週EMAを上抜けて、200週EMAも右肩上がりとなりました。

そして、2018年初頭に高値を付けてからは反落が続き
今年のコロナショックによって一気に相場が崩れて価格が200週EMAを割り
200週EMAも右肩下がりとなってきました。
大局の動きが強気から弱気に移行してきているのが分かります。

では、帯の推移を見てみましょう。
コロナショック以降は綺麗な下降帯が続いており、
2012年の安値に向けた動きが続いています。
下降帯が傾きを持って間隔が広がっており、トレンドに勢いがあるのが分かります。

今年の4月に年初来の安値を付けてからは少しリバウンドが入り
再び、4月の安値に向けた動きになっているのが分かります。
安値を割ってくると下降トレンドの勢いが更に出てきます。

飛行機を使った人の移動が戻り、収益が回復する目途が立つようであれば
チャートにも変化が出てくるでしょうし、
そうでなければ下降トレンドに勢いがつきますので
チャートの変化を捉えるためにも日足だけでなく週足も見ていくようにしましょう。

おすすめ



公式インジケーターを利用する



小次郎講師と投資を学ぶ