皆さんこんにちは。
東京では街から人が消えました。
不要不急の外出自粛や、企業もテレワーク導入により多くの方が自宅待機のような状態です。
テレワークが出来ない方や医療関係の方もどうか体調管理には気を付けてください。
今回の新型コロナウイルスの問題は地球規模の問題となり、
世界的に連鎖倒産といった現象が出始めてきました。
日本でも今月は乗り切れたとしても来月は難しいといった声や
そもそも、今月も難しいという声もあると思います。
一方で、ネット通販や宅配サービスは急激に伸びているそうです。
運送会社は大忙しでドライバーさんもてんてこ舞いかと思ったら意外とそうではないそうです。
どういうことかというと、多くの方が自宅にいることで再配達の件数が大幅に減り
却って効率が高まったことでドライバーの負担は減っているということだそうです。
それまでの再配達が物凄い負担になっていたということですので、
それはそれで問題ではありますね。
今週の注目チャートは、生活スタイルが全くもって変わってきたからこそ
伸びてきている企業を取り上げました。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら)
上記のチャートは、「ブイキューブ」の週足チャートになります。
1998年に間下氏がWEBソリューションサービスを目的とした
有限会社ブイキューブインターネットを設立したのが始まりです。
ビジュアルコミュニケーションツールの企画・開発・販売・運用・保守、
企業などへのビジュアルコミュニケーションサービスの提供をしてます。
新型コロナウイルスの影響でテレワークなどにシフトしていますが、
ネット会議システムなどのコミュニケーションツールを提供しており、
医療現場の崩壊が懸念されていますが遠隔集中治療などにも注力しています。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージです。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯が傾きを持って間隔が広がっていますので
トレンドに勢いが出てきているのが分かります。
200日EMAをしっかりと超えてきていますので、
大きな流れも強気になっているのが分かります。
ここから更に上昇が続くのかに注目しながら
短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
2016年度が赤字で2017年度も大幅な赤字を計上してからは
2年続けて黒字となっております。
2019年12月期の決算を見ると売上高が63億円となりました。
前期が過去最高の79億円の売上高でしたから、約20%のマイナスとなりました。
最終利益は3400万円となり、かろうじて黒字を確保しました。
今期は増収増益を予想しており、時代の流れも後押ししそうです。
まず、空前のテレワーク時代の到来ということが挙げられます。
政府主導の働き方改革や今の社会情勢が後押ししています。
サブスクモデルも開始しており、テレビCMなどを実施していることで
認知度が向上し、公共空間向けテレキューブが順調に伸びています。
そして、ウェブ会議やテレビ会議のシステムや
映像コミュニケーションシステムにも注力しています。
新型肺炎の影響で社会の仕組みが根本から変わり
テレワークがごく当たり前の世の中になればフォローの風となりますが、
新型肺炎の問題が急速に解決し、盛り上がったテレワークが
元の木阿弥となれば一過性の売上高増となります。
一度吹き始めた風は、簡単には変わり難いと思いますが、
注目して見ていきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析でチャートを見てみましょう。
最初の大局の200週EMAの動きを見てみましょう。
チャートを見ると緩やかに右肩下がりになっています。
2020年に入って価格の上昇の伴い200週EMAが
やや右肩上がりになってきているのが分かります。
次に2018年末からの底打ちの動きを確認しましょう。
2018年末に一番底を付けてから2019年7月に戻り、高値を付けました。
その相場が未だ下降相場継続であれば、2019年末にかけて2018年の安値を更新していきます。
ところが、安値を更新することなく2018年の安値と2019年の安値の間の高値を更新してきました。
そして、200週EMAを挟んでの攻防があり、
それを抜けてサポレジ転換を確認してから大きく上昇しています。
移動平均線大循環分析で見ても、一度第1ステージに移行してから再び第4ステージに移行して、
そこから第1ステージとなってトレンドが発生しています。
帯に傾きが出て間隔が急速に広がってきていますので、
トレンドに勢いが出てきているのが分かります。
上昇のスピードが早いので利益確定売りには注意が必要ですが、
この上昇の動きを見ていると、社会の構造が急激に変化しているからかもしれませんね。
直近の相場は急落か急騰といった激しい銘柄が多いので
チャートの変化をしっかりと捉えてきましょう。