皆さんこんばんは。
今年の冬至は12月22日になります。
冬至は1年で一番日照時間が短い日ではありますが、
年によって日付が変わるという特徴がありますね。
因みに来年2020年の冬至は12月21日になります。
1年を4つに分けたのが四季となります。
それを更に24に分けたのが「二十四節季」となります。
冬至はその中の一つになり夏至や春分、秋分などがこれにあたります。
なぜ、毎年日にちが変わるのかというと
地球が太陽の周りを一周する360度を24分割するからなのです。
つまり、地球と太陽の位置関係によって日程が定まっているのです。
ということで、冬至の日照時間が一番短く、夏至が最も長く
春分と秋分は昼夜の時間がほぼ変わらないようになります。
冬至と言えば、「かぼちゃ(南瓜)」や「ゆず湯」ですね。
冬至は「ん」のつく食べ物(なんきん)を食べて、
ゆずで厄払いをすると運が向いてくるそうです。
2020年に向けて運が上向いてくるように冬至を迎えましょう。
今週の注目チャートは「ゆず」に関連する企業に注目しました。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら)
上記のチャートは、「キッコーマン」の週足チャートになります。
千葉県野田市が本社で醤油をはじめとするグローバルな食料品の会社です。
江戸時代の1661年(寛文元年)に
上花輪村名主19代高梨兵左衛門がこの地で醤油醸造を始めたとされています。
有力醸造業者であった茂木一族と髙梨一族などの8家が合同して
1917年(大正6年)に設立した「野田醤油株式会社」が前身となっています。
「亀甲萬」の紋をイメージロゴとしており、
「亀甲」と「亀は萬年」を掛け合わせて出来た造語だそうです。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージです。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば帯の傾きが小さく間隔も狭い状態です。
ステージが第1ステージになってきましたが、まだトレンドには勢いはありません。
このままトレンドに勢いが出てくるのか、一時的な動きになるのかを
短期移動平均線と帯の関係で「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
キッコーマンの事業は大きく分けて
食料品製造・販売事業と食料品卸売事業、その他事業の三つになります。
そのうち、食料品製造・販売事業が約56%、食料品卸売事業が約42%、
その他事業が1.7%となっており、製造販売と卸売が中心であることが分かります。
また、国内外の割合を見ると国内が約40%、海外が約60%となっており
日本の醤油会社からグローバル企業に躍進していることがわかります。
2019年3月期決算は売上高が4535億円、営業益が384億円となり、
最終益が259億円となりました。
これらはすべてが増収増益で、しかも過去最高を記録しています。
来期も増収増益予想となっており、成長期待のある企業となっています。
その材料が株価に織り込まれているのかどうかも含めて注目してみましょう。
このチャートをどう見るか?
長期上昇トレンドの銘柄となっています。
安定上昇の後、2015年から2017年までは中間波動となりました。
中間波動が2年以上も続くと多くの方がこの銘柄から興味をなくします。
しかし、逆にこういった長期の中間波動を形成している銘柄が
ひとたび動き出すと大きなトレンドになることがあるということを認識しましょう。
もちろん絶対ではありません。
けれども、トレンド相場と中間波動の変化を意識することは非常に重要なことなのです。
中間波動が終わってからは大きなトレンド相場となりました。
そして、利益確定売りからまとまった下落相場となりました。
ただ、これは大局の動きが下降トレンドになったとはまだ判断できません。
現在移動平均線大循環分析で見ると、第1ステージで切り返していますので
ここからの動きが重要になってきます。
2019年6月の安値を割ってくれば大局の下降トレンド発生となります。
2018年の高値を更新すれば上昇トレンド再開となり、
どちらも更新出来ないと中間波動になってきます。
このように考えると、トレンド相場か中間波動か意識しているだけでも
大きな流れに即したトレードが出来るようになります。
そういったことも意識しながらここからの展開に注目していきましょう。