皆さんこんにちは。
朝晩の冷え込みが強くなってきましたね。
半袖だった服装が長袖になり、そろそろコートの準備が必要になってきました。
人だけでなく、山の木々も冬を迎えるための準備をし始め、
緑色一色だった森が黄色や紅色などカラフルな色に染まってきました。
イチョウ並木が黄色一色になってくるのも綺麗ですし、
もみじが緑色から黄色、そして紅色に変化していくのも鮮やかです。
紅葉を楽しむ季節になってきましたね。
また、富士山が初冠雪となり、土色一色から趣が出てきました。
今年の初冠雪は例年よりも22日遅く、昨年よりも26日遅かったようです。
富士山といえば、静岡県と山梨県の「富士山戦争」が有名です。
静岡から見る富士山は表富士と言うそうですが、
山梨から見る裏富士では、湖に映る逆さ富士が美しかったりします。
また、富士山の山頂がどちらの県に属するかといった問題もあるようですが、
現在はどちらにも属していないようです。
ちなみに、初冠雪においては山梨県側から雪が見えることが条件となっているようです。
両県以外の人間から見れば、どちらもすべてが素晴らしいと感じます。
今週の注目チャートは日本一の富士山と同じように日本一の企業に注目しました。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら)
上記のチャートは、「トヨタ自動車」の週足チャートです。
豊田佐吉が創業した豊田自動織機製作所が源流となっており、
その社内に1933年に開設された自動車部がトヨタ自動車の起源となります。
傘下にはダイハツや日野自動車を擁し、スバルの筆頭株主でもあります。
年間販売台数は1000万台を超え、トヨタブランド単独では世界一位を誇っています。
正真正銘の日本を代表する企業であり世界で戦っている会社です。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージです。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がり始めています。
ここからトレンドに勢いが出てくるかどうかです。
直近の高値を更新していくのかどうかを
短期移動平均線と帯の関係を意識しながら「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
2018年度の決算内容を見てみましょう。
売上高は30兆2256億円と驚異の売上高となっています。
営業利益が2兆4675億円となっています。
そのうち金融セグメントは3423億円となっていました。
自動車部門の売上高や営業利益が兆円単位のため、金融セグメントが目立っていませんが、
それでも銀行や他の金融関連会社にも引けを取らない内容となっています。
最終利益は1兆8828億円でした。
売上高が過去最高となりましたが、最終利益は昨年を更新することはできませんでした。
2019年度のトヨタ自動車単体での販売台数は、897万台でしたが来季の目標を900万台へ
グループ販売台数を1060万台から1074万台へかかげています。
国内の販売台数は全体から見ると約25%程度で、
更に少子高齢化ですので目標が微減となっています。
一方、海外では北米も微減となっていますが、アジアや他の地域での増加で
日本や北米のカバーをする見通しとなっているようです。
米中貿易協議や日米貿易問題など、懸念材料が山積しているだけに
今後の展開に注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析でチャートを見てみましょう。
200週EMAが緩やかではありますが右肩上がりになってきています。
更に第1ステージを維持していますので、
「買い」にエッジ(優位性)がある安定上昇期となっています。
2011年から2015年までは分かり易い上昇トレンドとなっていました。
200週EMAが右肩上がりで価格がその上で推移していることからも分かります。
そこから200週EMAを挟んで価格が推移しています。
それぞれチャネルラインを入れ、
それまでの上昇トレンドと比べると複雑な動きになっています。
このチャートは週足ですので日足で見るとそれなりにトレンドがあるように見えます。
ただ、大局をみると、2015年の高値と2016年の安値のどちらにも抜けていないので
大局ではトレンドが無い相場であることが分かります。
この場合、直近の主な高値と安値を意識してどちらに抜けてくるかを見ていきます。
高値更新や安値更新が無ければ大きなトレンド相場にはならないからです。
一方で、どちらかに抜けてくれば大きなトレンドが発生する可能性が高まります。
かれこれ4年ほど複雑な動きをしていますので、
どちらかに抜けてくれば大きなトレンドが発生するかもしれません。
高値も安値も更新せずに暫くもみ合いが続くのか、
それとも抜けてくるのかを注目して見ていきましょう。