注目チャート116|テルモ(4543)

皆さんこんにちは。

日中は暑い日が続いていますが、朝晩は過ごしやすい日が増えてきました。
夜はエアコンをつけずに寝ている方も多くなってきたのではないでしょうか。

秋分の日が終わり、お彼岸を過ぎると
どうしても体が季節の変わり目に対応できずに
体温調節が難しくなり、
朝晩の温度差から体調を崩す方が増加します。

要因の一つとしては、
自律神経のバランスの乱れがあるそうです。

自律神経には、相反する働きをする「交感神経」と「副交感神経」があります。

交感神経は主に昼間に働き、
心身の活動力を高める神経です。
血圧を上げる、心拍数を増やすなどの作用があります。

一方、副交感神経は主に夜間に働き、
心身を休息、回復させる神経です。
血圧を下げる、心拍数を減らすなどの作用があります。

季節の変わり目はこれらの自律神経の調整が
難しくなるので注意が必要です。

ましてや今年は、例年よりも早く
インフルエンザが大流行していますので、
くれぐれも体調管理には気を付けていきましょう。

今週の注目チャートは体調を崩したときに
お世話になる企業に注目しました。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

上記のチャートは、「テルモ」の週足チャートです。

1921年に北里柴三郎氏らの医学者が発起人となって
赤線検温器株式会社が設立されたのが始まりです。

それまでドイツ製に頼っていた体温計の国産化が目的で、
社名の「テルモ」の由来は、ドイツ語で体温計の意味である
Thermometer (テルモメーター)から来ているそうです。

医療用機器の製造を広く行っており、カテーテルや人工心肺装置などの
心臓・血管領域商品群では世界で高いシェアを持っています。

注射器に予め薬品が充填されている「プレフィルドシリンジ」シリーズは、
日本国内での同系統製品の中でトップシェアを握っています。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージです。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、上昇帯が横ばいで価格が帯を挟んで推移しており、
もみ合い相場となっているのが分かります。

ここからは、もみ合い相場がどちらに抜けてくるのかを
短期移動平均線と帯の関係を意識しながら「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

テルモの事業内容は大きく分けて3つあります。

全身の各所に展開するカテーテル治療などの心臓血管カンパニー、
医療現場の安全性と効率性を高めるなどのホスピタルカンパニー、
そして、安全で高品質な輸血の提供と血液・細胞治療の
発展に寄与する血液システムカンパニーです。

2018年度決算では心臓血管は売り上げ比率が55%と事業の核となっています。

売上高を見ると全体で5994億円となっており、過去最高を記録しました。
営業益や最終利益は前年度の過去最高を更新できませんでしたが、
それでも営業利益が1085億円、最終利益が794億円と安定した業績でした。

2019年度の業績予想は売上高が6350億円と6%の増益予想、
最終利益は810億円で2%の増益予想となっています。

2019年2月に世界最短・最細の注射針「ナノパスJr.」を開発しました。

痛みを感じる痛点に針が刺さる確率を下げたことで、
子供の恐怖心を和らげており、通称「怖くない注射」と言われています。
技術力の高さも定評ですので今後の展開に注目していきましょう。

このチャートをどう見るか?

チャートは中間波動を挟みながら上昇トレンドが続いているのが分かります。

2018年の10月に3545円の高値を付けてから反落し、2842円をつけました。
そして、2019年3月に再び上昇しましたが3544円から反落し、
3545円の高値を上抜けできずにダブルトップのような形になりました。

3545円と3544円の間の安値をネックラインと呼びますが、
ダブルトップであればそのネックラインを割って下降していきます。

ところが、安値を割らずに価格は横ばいに推移しており膠着しています。
さらに、その膠着状態のなかで拡大トライアングルを形成しています。

これは、高値切り上げ、安値切り下げの動きとなる珍しい動きです。
これも通常のトライアングルと同じで上値抵抗線と
下値支持線の抜けた方に動き出す傾向があります。

皆さんは、このチャートを見てどのような感想をお持ちですか?
膠着していてつまらないチャートだと感じているのでしょうか。

このようなチャートを発見した時は、いずれ大きな動きを見せる可能性があるので
チャンス銘柄を見つけたという気持ちで価格の推移を確認していくことが大切です。

では、どこがチャンスなのかを見ていきましょう。

チャートは週足なので約1年膠着しているのが分かります。
つまり、膠着時間が長ければ長いほどその銘柄にエネルギーが蓄積されていき、
3カ月以上の膠着であればそれなりのエネルギーが蓄積されています。

ということは1年以上の膠着は相当エネルギーが貯まっているということです。
後は上下どちらにそのエネルギーが発散されるのかを見ていきます。

まずは、拡大トライアングルが抜けるところが一つ目のヒントとなります。
次に上値抵抗線を超えるか、下のネックライン(下値支持線)を割るかです。

そして、ここからが重要なポイントなのですが、
今回の高値と安値の幅が703円となっています。

こういった膠着状態の時は上に抜ければ3545円に703円を足した4248円、
下に抜ければ2842円から703円を引いた2139円、
この4248円や2139円くらいまでの価格推移がある可能性があるということを認識しましょう。

このように膠着状態が長い銘柄が動き出すと、
通常よりも大きなトレンド相場になる可能性が高くなります。
そこがチャンス銘柄といわれる理由ですので注目して見ていきましょう。

勿論、可能性であって絶対ではありません。
大きく動かないこともあります。
相場が上がるか下がるかの「予想はよそう」ですね。

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