注目チャート114|科研製薬(4521)

皆さんこんにちは。

先月8月に超大型台風が西日本を直撃しましたが、
今月になって今度は関東を直撃し、停電などの甚大な被害を与えました。
異常気象の影響から台風も大型化しているようです。

また、9月になってからも暑い日が続いており、
最高気温が35℃を超える「猛暑日」が2日連続となったのは、
実に27年ぶりのことだそうです。
これだけ暑くなると地球で何かが起きているのだろうと想像してしまいます。

先日、秋の訪れを感じさせてくれる「目黒のサンマ祭り」が行われました。
この祭りは東京の秋の風物詩になっていますね。

今年も岩手県宮古市から「さんま7,000匹」、徳島県神山町から「すだち10,000個」、
栃木県那須塩原市の「大根500本」を用意し、和歌山県みなべ町の「備長炭」で焼き上げた
旬のさんまが振る舞われ3万人の方が訪れたそうです。

毎年、その年に水揚げされたサンマが目黒に運ばれてくるのですが、
今年は不漁で全く水揚げが無く、残念ながら昨年の冷凍ものを解凍して使用したそうです。
こんなところにも異常気象の影響が出ているのかもしれませんね。

今週の注目チャートは体調を崩したときにお世話になる企業に注目しました。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

上記のチャートは、「科研製薬」の週足チャートです。

1948年に財団法人理化学研究所を株式会社に改組して、
株式会社科学研究所として設立した会社です。

1982年に科研薬化工株式会社と合併したことで、
現在の科研製薬株式会社に社名変更しました。

財団法人理化学研究所は1917年、大正6年に渋沢栄一が設立者総代として
皇室・政府からの補助金、民間からの寄付金を基に設立された
自然科学系の総合研究所です。
2015年には国立研究開発法人理化学研究所と名称を変更しています。

2014年のSTAP細胞論文事件といえば思い出される方も多いかもしれません。
では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第4ステージです。

第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流に見れば、価格が帯を挟んで推移しておりもみ合い相場の様相です。
このまま売りにエッジ(優位性)が出てくるのかどうかを、
短期移動平均線と帯の関係を意識しながら「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

科研製薬の事業は大きく分けて薬業と不動産事業に分けられます。

不動産業は昨年度の実績でいえば23億円となり、
売り上げのパーセントから見ると2.4%程度、利益で見ても6.0%程度ですので
大したことはありませんが安定収入となっています。

2019年3月決算の内容を見ると、売上高が941億円となり前期比で約マイナス4.3%、
最終利益は177億円となり、前期比で約マイナス6.7%となりました。

2016年に過去最高の売り上げと利益を計上しましたので、
そこから3年間右肩下がりの決算となっています。

売上の大部分を占める薬業は、医薬品と農業用と二極化しています。
医薬品に関しては、「整形外科」「皮膚科」「外科」を得意領域としているようです。

農薬については、殺菌剤や水稲用除草剤のオリジナル製品を中心に
国内外での開発販売をおこなっています。

ただ、海外売上高が全体の10分の1にも満たない状況となっており、
各社がグローバルにビジネス展開している中で、
ほぼ日本国内だけでビジネスを展開している点が気になるところですね。
今後の事業展開に注目していきましょう。

このチャートをどう見るか?

2015年8月に高値を付けてから右肩下がりの展開になっています。

この3年ほどは高値が切り下がり、安値も切り下がる動きを見せており、
トレンドラインと共にチャネルラインを引くと下降トレンドのようではありますが、
下降帯と上昇帯とが交互に入れ替わっていますので、
弱含みのもみ合い相場のようです。

200週EMAの動きを見ても、2015年の高値を付けるまでは
価格が200週EMAの上で推移しており、200週EMAも右肩上がりとなっていましたので
綺麗な上昇トレンドとなっていたのが分かります。

そこから200週EMAが横ばいになり、緩やかに下降してきて
200週EMAを挟んで価格が推移していましたが、
今年は200週EMAの下で推移しています。

移動平均線大循環分析でも見てみましょう。

現在のステージは第4ステージとなっています。
2018年12月に安値を付けたところに水平線(赤い点線)を入れています。
今のところ、その水準は割らずに維持しています。
そして、価格は赤い点線の水平線と200週EMAの間で価格が動いています。

値動きが狭くなっていますので相場が膠着しているということが伺えます。
しかも長い年月をかけて狭い値幅での推移が続いていますので、
もしかしたら、そろそろ動き出す時間帯になるかもしれません。
そうはならずに、今の値動きがもっと続くかもしれません。

ここからどうなるかは分かりません。
また、このような銘柄はトレードで利益を上げるのは難しいです。
けれども、こういった膠着時間が長い銘柄がひとたび動き出すと
大きなトレンドを形成することもあるということを理解しておきましょう。

膠着時間の長い銘柄を発見した時はトレードをするのではなく、
ウォッチリストに入れて監視銘柄としてみていきましょう。

直近の動きを見ると赤い点線の水平線を割るか、
それとも、200週EMAを超えてくるかというところが焦点となりますね。

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