皆さんこんにちは。
酷暑の8月が終わり、9月になりました。
9月は「長月(ながつき)」といいますが季節としては秋となります。
これから夜の時間が少しずつ長くなっていきます。
その夜が長い月ということで「夜長月」から「長月」となったという説が有力のようですね。
※もちろん諸説あります。
朝晩の気温が徐々に下がってくると、聞こえる虫の音に変化が出てきます。
個人的な見解ではありますが、夏の虫の音はうるさく感じますが、
秋の虫の音は涼しい秋のように優しい静かな音色のように聞こえます。
子供の時はうるさい夏の虫の音が好きでしたが、
年を重ねるごとに秋の虫の音色に惹かれるようになってきました。
さて、涼しい秋の虫の音色は素晴らしいのですが、9月といえば台風の季節でもあります。
先月も超大型の台風が日本列島を上陸しましたが、
昨今は台風が大型化してきて、アメリカのハリケーンのように猛威を振るっているのが心配ですよね。
今週の注目チャートはその気象にかかわる企業に注目しました。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら)
上記のチャートは、「ウェザーニュース」の週足チャートです。
1986年、昭和61年に石橋博良氏が設立した会社です。
米国に本社のあった海洋気象調査会社・オーシャンルーツの
日本法人の代表取締役社長を石橋博良氏が務めていたのですが、
同社の陸上・航空部門を金融機関と協力して1億8,000万円で買い取るという、
当時としては非常に珍しいMBO(マネジメント・バイ・アウト)方式での設立でした。
日本における民間総合気象情報サービスの草分け的企業であり、
1993年(平成5年)には親会社のオーシャンルーツを吸収合併して、
世界最大の民間気象情報会社となっています。
昨今の異常気象により同社の活躍の場が広がってきている企業です。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第4ステージです。
第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流に見れば、価格が帯を挟んで推移しておりもみ合い相場の様相です。
このまま売りにエッジ(優位性)が出てくるのかどうかを、
短期移動平均線と帯の関係を意識しながら「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
ウェザーニュースは「Always WITH You!」
「“いざ”という時、人の役に立ちたい」という原点に立ち、
現在、世界約50カ国、24時間365日体制で
リスクコミュニケーションサービスを行っています。
近年の異常気象により需要は益々増加の傾向となっています。
2019年5月期決算は売上高が170.5億円となり、過去最高を記録しました。
営業利益は20.4億円で減益となりましたが、
最終利益は13.7億円となり過去最高とはなりませんでしたが増益となりました。
売上高に目を向けると10期連続で増益となっており、
また、海外展開にも力を入れています。
これからの展開として、BtoB市場において国内と海外比率を
現在の57.7対42.3から50対50にすることを目標にしています。
世界の気象データを個人に対しては勿論のこと、
航海や航空、エネルギー、環境や社会などなど
気象データを必要としているありとあらゆるところに事業を展開していますので
今後のウェザーニュースの活躍に注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
大局の方向性を示している赤いラインが200週EMAとなります。
2018年辺りまでは緩やかな右肩上がりの動きを見せていますので
上昇トレンドが形成されていたのが分かります。
そこから200週EMAが横ばいになり、
更にやや右肩下がりの動きになってきています。
上昇トレンドが形成されているときにも
何度か200週EMA割れの動きを見せましたが、
その都度、直近高値を更新して上昇トレンドが継続していました。
つまり、高値と安値が共に切り上がることが
上昇トレンド継続の基本であるということです。
そして、その基本が破られたときに
トレンドに変化が出てくるということも分かれば、
2017年からの動きにも対応出来ると思います。
直近の動きをみると、200週EMAがやや下向きで
価格が200週EMAを挟んで推移していますので、
もみ合い弱含みの相場になっていることが分かります。
ここから下降トレンドに移行していくのか、
暫くもみ合い相場が続くのかが最大の注目となります。
トレンド継続の基本である高値、安値が共に切り上がる上昇トレンド、
もしくは下降トレンドの場合は、高値、安値が共に切り下がっていきますので、
ここから直近の高値を超えるか、安値を割ってくれば
トレンド相場に移行する可能性が高まります。
そのヒントは移動平均線大循環分析であり、トレンドライン、
チャネルラインでありますので、そこも意識しておきましょう。