注目チャート111|サンエー(2659)

皆さんこんにちは。

お盆休みがあっという間に終わりましたね。
帰省や旅行、レジャーなどを楽しまれた方も多いのではないでしょうか。

私はお墓参りに行って、ご先祖様に手を合わせてきました。
墓石を洗い流して綺麗にし、お花を飾りローソクに火を灯し
線香を立ててお墓の前で手を合わせて目をつむると
いつも心が穏やかな気持ちになります。

もともと、お盆とは祖先の霊を祀る一連の行事ですので、
日本古来の祖霊信仰と仏教が融合して今のスタイルになっていったのでしょう。

旧暦の時は7月15日を中心とした期間に行われていたのですが、
明治になって太陽暦(新暦)にかわってからは、
新暦7月15日に合わせると農繁期と重なって支障が出る地域が多かったということで、
新暦8月15日をお盆とする地域が多くなり今に至っています。

それでもお盆を旧暦で行っている地域が多くあり、
特に沖縄では様々な行事が旧暦で行われています。

お盆も旧暦で学校が休みになっているところもあるようですね。
今週の注目チャートは、その沖縄を本社とする企業に注目しました。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

上記のチャートは、「サンエー」の日足チャートです。

折田喜作氏が1950年(昭和25年)に宮古島で創業した企業です。

雑貨店「オリタ商店」が前身となっています。
沖縄でスーパーマーケットやショッピングセンターを展開しており、
沖縄県に本社を置く総合小売会社で、飲食店やホテルなどの運営も行っています。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第6ステージです。

第6ステージは移動平均線大循環分析においては上昇相場の入り口です。
小次郎講師流に見れば、このままトレンド転換して第1ステージへと移行するのか、
それとも、逆行して第5ステージや第4ステージへ移行して、
ステージの「4→5→6→5→4の戻り売り」となるのかに注目です。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

サンエーのビジネスは沖縄が中心でスーパーや大型ショッピングモール、パルコ、
そして、ローソンのフランチャイズや直営店を経営しています。
ただ、売り上げで見れば、ローソンは1%にも達しておりません。

決算内容を見ると、2019年2月決算では、売上高が過去最高を記録し1898億円、
営業利益は昨年度の過去最高の150億円には到達しませんでしたが140億円
最終利益も昨年度の過去最高の103億円には到達しませんでしたが94億円でした。

今期予想については、売上は更に伸びる予想ですが、
営業利益や最終利益は減益予想となっています。

7月に発表した2020年2月期の第1四半期(3-5月)の連結経常利益は
前年同期比8.4%減の34.8億円に減少するも、
3-8月期(上期)計画の57.3億円に対する進捗率は60.8%、
5年平均の49.4%も上回ったといった内容でした。

一方で、5月にはバーガンディ・アセット・マネジメント・リミテッドが
大量保有報告書にて「サンエー」を保有していると発表しました。

理由はポートフォリオの一環とのことです。
このファンドは長期間保有してバリュー投資をするカナダのファンドですので、
今後のファンドの動きと株価に注目しましょう。

このチャートをどう見るか?

大局の方向性を示している200日EMAの動きを見ていきましょう。
チャートの左側では200日EMAを超えていました。
上昇トレンドが続いていたのです。
そこから、200日EMAを割り込み下降トレンドに移行しました。
昨年末に安値を付けてから2019年は価格が切り返しています。

下降帯が傾きを持って間隔が広がっていましたが、
徐々に細く横這いになってきているのが分かります。
このような動きを「もみ合い相場」といいますね。

そして、昨年末の安値を割らずに徐々に200日EMAに接近し上抜けに挑戦しました。
1回目は僅かに超えましたが直ぐに失速して失敗しました。

そこから再度価格が切り返して200日EMAに挑戦してきました。
移動平均線大循環分析で見るとステージが第6ステージとなり
上昇相場の入り口に移行してきました。

もみ合い相場が続き、そこから移動平均線やMACDの動きに変化が出てくると
相場の動きにも変化が出てくることが多々あります。
ここからのチャートの変化をしっかりと見ていきましょう。

おすすめ


公式インジケーターを利用する