皆さんこんばんは。
日本各地で梅雨明けが宣言されました。
今年の梅雨は本当に雨が多く、夏とは思えないくらい涼しかったのですが、
梅雨が明けた途端に強烈な猛暑で酷暑の日々となっています。
やっと、日本にも本格的な夏がやってきました。
夏も善し悪しがあり、この急激な温度の変化により熱中症にかかる方が激増しています。
一般的なイメージは
昼間の炎天下に外出して体力と水分が奪われ熱中症にかかるというケースです。
ところが最近は、部屋の中でも、また、夜間でも熱中症にかかり
病院に搬送される方も増加しているようですので、
小まめな水分補給と共に塩分の補給もしていきましょう。
近年は、猛暑だけでなく、豪雨や、台風の強大化など、
地球の温暖化と共に異常気象が深刻化しています。
各企業は地球温暖化防止への取り組みを強化していますが、
世界規模での対策も必要かもしれませんね。
今週の注目チャートは、その地球温暖化防止へ
積極的に取り組んでいる企業に注目してみました。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら)
上記のチャートは、「レンゴー」の日足チャートです。
1909年の明治42年に井上貞治郎氏が、三盛舎(後に三成社)の名称で創業し、
日本で初めての段ボール事業を創始しました。
大阪に本社を置く板紙・段ボールを中心とする紙製の包装資材を製造・販売する企業です。
板紙や段ボールの業界の最大手であり、
この「段ボール」という名前は創業者の井上氏が名付け親だそうですね。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第4ステージです。
第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流に見れば、安定下降期が続いており
トレンドに勢いがあるのが分かります。
短期移動平均線が上向きになってきています。
トレンド転換するのかトレンド継続となるのかに注目です。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
レンゴーは包装という事業に特化しており、
段ボール生産国内1位、紙器マルチパック販売も国内1位、
軽包装、重包装も1位という強みを持っています。
2019年3月期決算は売上高が6531億円と過去最高を記録、
最終利益が171億円とこれも過去最高を記録しました。
また、7月末に発表した2019年4~6月期の四半期決算も
売上高が1685億円、経常利益が117億円、最終利益が79億円と好調でした。
また、WWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)が
企業の温暖化対策ランキングということで、プロジェクトを行っています。
WWFとは1971年に設立され、秋篠宮文仁親王殿下が名誉総裁をされている
自然保護の活動をしている団体です。
その発表の中でパルプ・紙部門ではレンゴーの評価が高く、
自社の化学製品の開発や製造、流通、使用、廃棄にいたるライフサイクル全体を通じて
環境・安全・健康に配慮する「レスポンシブル・ケア」に取り組む企業であり、
温暖化対策の取り組みに関しても積極的に情報開示を行っていると評価されています。
地球にやさしく業績も好調な企業ですので
今後の株価の動向にも注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
まず移動平均線大循環分析で見ると第1ステージの安定下降期となっています。
売りに「エッジ」がある状態ということですね。
業績とは裏腹な価格推移というのはチャート分析をしているとよく見かけます。
では、細かく見ていきましょう。
2018年8月に1078円の高値を付けてから調整が入りました。
その年の12月までの約5カ月弱の調整で787円を付けました。
弱い相場はそのまま崩れるところですが、業績も好調ということで
株価は再び2018年高値に挑戦しました。
2019年4月に1071円と高値に7円及ばず反落しました。
そして、チャートの形状がダブルトップを匂わせる形になり、
また、フィボナッチから派生したハーモニックではガートレー型を
感じさせる形になってきました。
ここから考えられるパターンは現状三つあります。
一つ目は、2018年の12月の安値787円を割らないパターンです。
そのときは、再度高値に向けて上昇するかもみ合いの動きとなるでしょう。
二つ目はフィボナッチが機能してガートレー型の調整を見せてから反発するパターンです。
ただ、そのためにはもう少しの下落が必要でしょう。
ただし、その時はダブルトップで機能するネックラインを超えていくでしょう。
三つ目は、787円がネックラインとして機能してダブルトップが完成するパターンです。
その場合は、目標価格が1078円から787円を引いた価格(291円幅)を
787円から引いた価格、つまり787円―291円ということで496円となります。
チャートからは上にも下にも大きく動き可能性を示唆していますので
非常に楽しみなチャートをしています。
大注目で今後の展開を追いかけていきましょう。