注目チャート107|米国10年債利回り(US10Y)

皆さんこんばんは。

最近、「LINE Pay」や「楽天ペイ」など
スマホ決済アプリサービスが話題を呼んでいますが、
始まった当初は爆発的な人気とはなりませんでした。

ところが、「PayPay」の100億円あげちゃうキャンペーンが
メディアでも大きく取り上げられたことにより、
今日本では「○○Pay」というスマホ決済アプリが
雨後の筍のように登場しています。

先日のセブンイレブンが発表した「7pay」などもそうです。

ところが、「7pay」では不正使用事件が発生しました。
スマホ決済ですから当然財布は必要が無いので、この上なく便利なのですが
その分、セキュリティという大きな課題が今後の普及の壁となりそうです。

とはいえ、今では財布を落とすよりスマホを落としたほうが困る
という人が増加しているのではないでしょうか。

金融という分野も現金からスマホ決済に移行してきているということですね。

世の中の流れに伴い、銀行もリストラや合併が増えてきています。
銀行の淘汰はスマホの登場という側面もありますが、
もう一つ大きな要因があります。

今週の注目チャートは、その大きな要因となっている銘柄を見ていきましょう。
今後の世界経済の行方を左右する銘柄だけに気になりますね。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

上記のチャートは、「米国10年債利回り」の週足チャートです。

米国の財務省が発行する償還期間が10年の国債の利回りです。
経済大国である米国の国債は世界的に信用が高く、
極めて高い流動性を有しており売買量も世界最大です。

世界各国のドル建て外貨準備の主要な投資先とされており、
世界の長期金利の指標となっているため
米国でも金融政策の先行指標としても使われています。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第4ステージです。

第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流に見れば、安定下降期が続いており
トレンドに勢いがあるのが分かります。

このままトレンド継続となるのかが注目です。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

金利の話になると必ず出てくるのが国債と金利の関係です。

では、まず国債とはどういったものでしょう。
国債とは国が資金調達するときに発行する「借用証書」です。
それを地方自治体が行えば地方債、企業が行えば社債となります。

国債には1年未満の「短期国債」、2年~4年の「中期国債」、
5年~10年の「長期国債」と種類があります。
また、10年より長い「超長期国債」もあります。

一般的な国債は金利が決まっており、
国債価格が上昇すると、トータルでの債券利回りは下落します。
逆に国債価格が下落するとトータルでの債券利回りは上昇します。

例として、仮に100万円(年率5%、この場合5万円の金利が確定)の国債が
人気が出て110万円となれば、5万円の金利が確定してもトータルの利回りは下落し、
人気が無くなり、90万円となれば、償還後には100万円と金利の5万円が付くので
トータルの債券利回りは上昇します。
これが、国債と金利の関係です。

そして、短期国債の金利を「短期金利」、長期国債の金利を「長期金利」と言い、
一般的に我々が金利の動向を確認するときは10年国債の金利(長期金利)を見ます。

その短期金利と長期金利の大きな違いは、
短期金利が中央銀行の金融政策の影響を強く受けるのに対し、
長期金利は短期金利の影響を受けつつも、市場参加者の思惑の影響が強く働くところです。

現在、米国10年債利回りが大きく低下しているということは、二つの理由が考えられます。

一つ目は株高にもかかわらず安全資産とされる国債の人気が高いことを裏付けていることです。
二つ目は市場参加者の思惑が米連邦準備制度理事会(FRB)による
金利引き下げに対する期待が非常に強いということです。

「金利は経済の体温」であるとも言われます。
現在、安定下降している金利の動向に注目するとともに
ここからの流れが加速するのか、それとも変化してくるのかを見ていきましょう。

このチャートをどう見るか?

米10年債利回りの週足チャートを移動平均線大循環分析で見てみましょう。

2016年7月に底打ちしてからはステージの「1→2→3→2→1の押し目買い」パターンと
なりながらも上昇帯を維持する流れとなっていました。
2018年11月から金利が一気に低下し第4ステージの安定下降期を継続しています。

では次に大循環MACDで見てみましょう。
帯MACDが拡大を続けている間はポジションを決済してはいけないゾーンです。
現在はそのゾーンですのでMACDで見ても安定下降期であることが分かります。

今度は底打ちのところから振り返ってみましょう。

綺麗に3段上げとなっているように見えます。
しかも、サポートライン(支持線)やレジスタンスライン(抵抗線)を入れると
ダイアゴナル・トライアングルのようです。

エリオット波動的に見れば、底打ちからのダイアゴナル・トライアングルは
リーディング・ダイアゴナル・トライアングルといい、
新たなトレンドの始まりを暗示します。

あとは、調整の波動がどこで底打ちをするかを見ていく必要があります。
底抜けしたときはこの見方は否定されます。

現在上昇幅の61.8%下落を見せています。
オーソドックスな調整幅から見れば底打ちをしたとしても
おかしくはない値幅を下げています。

移動平均線大循環分析や大循環MACDで見れば、
全く買える局面ではありませんので決め打ちのトレードは厳禁です。
ですが、そろそろ流れが変わるかもしれないといった目線で
マーケットの動きに注意していても良いかもしれませんね。

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