インベスター俳優「瞬」の劇的!初心者講座 その14【レバレッジ】

皆様こんにちは。
小次郎講師の弟子、インベスター俳優の廣瀬瞬です。

投資はこれから、という人から、結構知ってるよ!という方まで
「へ〜!そういうことか。」と納得すること請け合いの「劇的」コラム。

さて、今回は
“投資”というキーワードを聞いてまず最初に思うことの1つ、

「投資ってお金がたくさんないと出来ないんじゃないの…?」
「ある程度生活に余裕があるくらい稼いでるから、投資にお金を回せるんじゃないの?」

この疑惑。

こう思ってる方、多くいらっしゃると思います。
実際僕も同年代の周りの方からそう言われることも少なくありません。

確かに、元手が多い方が有利であることに違いはありませんが、
じゃあ元手が少なかったら取引はできないのか、と問われると
答えは「NO」です。

意外と門戸は広いのです!

世の中には1株数百円の安い株式銘柄もありますし、
最近流行っている「仮想通貨」なんかも、取引所によっては数円〜数十円から始められる仕様になってます。
(若い世代に仮想通貨が浸透しているのも納得です)

しかし、元手が少ない分得られる利益も小さい。
ローリスク・ローリターン。

「じゃあ、やっぱりある程度年齢を重ねて資産を築かないと結局無理じゃん!」
と、お思いのそこのあなた。
決してそんなことはありません。
少額なら少額からでもできる制度が投資にはあるのです!

その制度がまさに今回のテーマである「レバレッジ」

この記事を読んで
僕のように少額からでも投資を始めてみようかな!
と思ってくださる人が増えることを切に願っております!
特に若い世代にこそ!

レバレッジ概要

このレバレッジ、ざっくり簡単に言うと
「自己資産を何倍にも増やして取引すること」

「てこの原理」なーんて説明されることも多いですが、
元々の意味は「レバー(lever)」から来ているそうですね。

小学生の頃理科の授業で習ったように、
てこを使えば、小さな力でも簡単に大きなものを動かせますよね?
それと同じ意味です。

具体的に投資に当てはめて言うと
例えば「10万円で100万円分の商品を売り買いする」こういうことです。

なぜそんなことができるの?

レバレッジを使うことのできる主な投資商品としてFXやCFDや商品先物等がありますが、これらは「差金決済」と呼ばれ、
売ったり買ったりする時にその都度金銭や物品の授受が行われるわけではなく、
取引した後にその売買損益のプラスマイナス分だけをやり取りするという方式なのです。

だから金(Gold)を買っても、いちいち金を手にするわけでもありません。
100万円の取引をしたからって、実際に100万円を口座から出し入れしているわけではありません。

かと言って、100万円の取引をしたくても10万円しか持っていなかったら、自分一人ではその金額は動せない…

そこで!証券会社や取引業者さんの力を借りて(預けた証拠金を担保にして)、
元手を何倍かに増やしてもらうのです。

株式の信用取引も約3.3倍の取引ができるようになる為、似たような意味合いを持ちますが、
信用取引にはその借りた分の金利を払ったり貸株料を払ったりしなければならない為、
基本的な考え方は同じですが上記のレバレッジとは少し異なった制度と考えた方が良いかもしれません。

ハイリスク・ハイリターン

資金を増やして多額の取引ができる!
というのはありがたい反面、当然ながらリターンが大きくなる分、失うリスクも大きくなります。
10万円の10%損益が出ても1万円ですが、100万円なら10%でも10万円が動くわけですからね。

分かりやすいFXの話でレバレッジの具体例を挙げてみましょう。

よくあるFX業者さんの取引量である
「1000通貨単位」や「10000通貨単位」という数。

これは代表的な「ドル円」で言ったら円でドルを買う行為なので、
日本円ではなく、
“ドルを1000通貨や10000通貨売り買いする”ということなのです。

仮に現在のレートが1ドル100円だとしましょう。
そしてそのドル円の売買を最低取引単位1000通貨単位の業者で行うとしたら、
1000ドル分、
つまり本来であれば
100円×1000ドルの10万円でやっとこさ1単位売買できることになります。

1枚取引するのに10万円なければ取引できない…!?
と考えると、どうしても少額から始められる気がしませんが、
そこでレバレッジさんの登場です。

FXでは現状レバレッジ最大「25倍」という会社が多いので
その倍率で考えると10万円の25分の1で取引できるわけです。
(元手を25倍に増やしてくれるわけですから)

100000÷25=4000円

この場合最低4000円あれば、最低限OKということです。
これこそFXが「数千円から始められる!」と良く言われる訳なんです!

※ただしこれは最低4000円の必要証拠金で買える、ということなので
実際に口座に4000円しか入れてない状態で取引をし、
少し損が出てこの4000円を下回ってしまうと業者が強制決済する「強制ロスカット」が発動してしまいますので、
最低限の金額でレバレッジ25倍をかけることはダメです!

 

例えば10倍のレバレッジをかけて
資金1万円が10万円になったとしますよね。

ドル円が100円ならば10万円で1000ドル買えました。

1000ドルなので、仮にドル円が100円から101円に上がったとしたら
1000×1円なので1000円の儲け。
反対に99円に下がったら1000円の損。

為替で1円動くというのはなかなか良い動きです。
これだと1000円しか動いておりませんが、レバレッジのかけ方や資金量次第で
この損益はどんどん比例して増減していくのです。

レバレッジの正しい使い道

今は規制があり個人口座ではレバレッジは25倍に規制されていますが
今でも法人口座や海外の業者では400倍までかけることができますし、
かつて2010年までは個人でも100倍や200倍や400倍のFX会社が沢山ありました。

損も得も400倍。
そう考えるとスゴイですよね。

これは小次郎講師が良く仰ることなんですが
「レバレッジは車のスピードと同じ。プロなら時速数百kmを出すF1カーでも乗りこなせるけど、素人がその車に乗ってそんなスピードを出したらたちまち事故に遭ってしまう。」
まさにその通りです。

しかし、リスクが良くないものかと言うと決してそんなことはありません。
安全面だけを考えてリスクを取らなすぎる、つまりいくら安全だからといって時速10kmしか出ない車に乗っていたら、
いつまで経っても目的地に着かないという”別の危険性”も生まれて来ます。
だったら電車に乗るなり歩くなり、他の手段の方がいいよね、となってしまいます。

だから自分に適切なリスク量はどれくらいかを把握し、
どれくらいのリスクを今抱えているかに自覚的になることが大事です。

レバレッジの考え方

だからと言って
「じゃあレバレッジ◯◯倍にするように調整して取引しよーっと」
と考えるのもこれまた危険。

もちろんレバレッジから行う資金管理の方法も存在しますが、
レバレッジだけに目を向けてしまうと、それはそれで弊害も発生します。

なぜかと言うと、レバレッジの考え方には、
その銘柄の「値動きの変動性」、つまり「ボラティリティ」は含まれないのです!

例え10倍のレバレッジをかけても普段の値動きの少ない銘柄であれば
そこまで危険ではありません。
しかし、仮に5倍のレバレッジだったとしても日々乱高下を繰り返す値動きの荒い銘柄であれば、
レバレッジが少なくても遥かにそちらの方がリスクをとっていることになるのです!

故に、正しい考え方としては
その銘柄の値動きを考慮し適切な取引量をとって、
“結果レバレッジは〇〇倍でした”
というレバレッジから先に考えない資金管理が大事

資金管理の話をするととても細かくなってしまうのでそれはまた別の機会として、
例えば小次郎講師のやり方であるATR(平均的な変動幅)を元にした取引量の選定で取引をしていたら、
結果今レバレッジを3倍かけて取引している状況だ、
なるほどね、という風にあくまでも結果論として分かれば良いというわけです。

 

如何でしたでしょうか?

レバレッジは使い方次第でとても心強い味方になる応援制度です。
(今後店頭FX業者の取引では最大10倍に規制される、なんて話もありますが。)
これで、若いから…資金がないから…って投資ができない理由はなくなりますよね??

僕が思うに、結局いつかは投資を始めるもんなんです。
なら早い方が良い!勉強するなら早い内から始めるに越したことありません!
資金がたとえ潤沢でなくとも。

正直僕も最初は5万とか6万とかから始めました。

その分しっかり勉強して、それを着実に増やしていけば良いと思うのです。

まずは少額でも全然OKなので始めてみましょう。

「チャート情報局」の沢山の記事や小次郎講師の授業が
その皆さんの一歩を踏み出す後押しとなれば幸いです。

Let’s invest!!

 

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