ななみんの注目経済指標!「米新規失業保険申請件数」篇

みなさんこんにちは。ななみんことFX女優の野中ななみです!
お盆休みが終わり、夏休みも残り少なくなってきましたが(夏休みって本当学生の特権ですよね。)皆さまは夏らしいことはしましたか?

さてさて今回はアメリカの新規失業保険申請件数について勉強しましたので、早速書いていきたいと思います!

新規失業保険申請件数とは

名前の通り、失業した人が初めて失業保険給付を申請した件数を集計した指標です。

”初めて申請した人”という条件がついているということは、申請が2回目以上の方はこの数には含まれていないということですよね。
多くの指標が月に1回の発表なのに対し、この米新規失業保険申請件数は毎週発表されています。
発表は毎週木曜日の夏時間は日本の21時30分頃、冬時間は1時間遅い22時30分頃です。

毎週発表がある為1回1回の重要度は低く見られがちですが、新規失業保険の申請が多いということは必然的に失業率も上がっており、申請件数が少ないということは失業率は下がっているということになる為、雇用統計に直接関係している重要な指標なのです。
毎月の雇用統計の発表の間にこの新規失業保険申請件数は4〜5回発表がある為、雇用統計の失業率がどうなのか、この指標を見ることであらかじめ予測することが可能な訳です。

毎週発表されているということはそれほど件数は多くないだろうと最初は思っていたのですが、先週の木曜日に発表された米新規失業保険申請件数は23.2万件でした!先々週の結果は24.4万件

これは私の予想よりかなり多い数字でした。

ここでふと。最近の米雇用統計では失業率は毎回完全雇用と言われる5%を下回っているのにも関わらず新規の失業保険申請件数が前週比で23.2万件もあるなんてなんだか矛盾しているような感じがしますよね。
実はこの指標、1990年代には40万件という数字が1つのボーダーラインになっており、申請件数が40万件を下回れば雇用統計の非農業部門雇用者数が持続的に増加する傾向があったと言われています。
その数字が現在は24万件前後に引き下がっていることを考えると、失業率の低さにも納得がいきます。

そして、新規失業保険申請件数はアメリカの景気先行指数の一つでもあります。

 

 景気先行指数とは

そもそも景気先行指数とは一体何でしょうか?

景気先行き指数は景気に先行して動く10種類の指標から算出された指標で、言葉通り景気の良し悪しを前もって教えてくれる指標です。一般的に好景気に対しては平均約9ヵ月、不景気に対しては平均約4ヵ月の先行性があると言われています。
好景気と不景気の先行性に差があるのも面白いですよね。好景気は積み重ね積み重ねの結果であることに対し、チャイナショックやリーマンショックなどを見てもわかるように不景気は一つのきっかけで一気に加速することがあるからですかね。

ただ、景気先行指数は既に発表されている指標から算出するので予想を大きく外れる結果にはなりにくいという特徴があります。その為、常に注目度が高いというより、好景気から不景気に、不景気から好景気に移り変わりそうな時に重要視される指標です。

 

 発表後の値動き

米新規失業保険申請件数発表後の米ドル円のチャートを見てみましょう!
この指標が価格変動に与えた影響を見やすくするために1分足チャートで載せたかったのですが、遡ることができるデータがギリギリ足りなかったので今回は3分足のチャートで載せています。

まずは直近の8月17日のチャートから。
米新規失業保険申請件数 予想24.0万件、結果23.2万件。

大きな上昇には結びつかなかったものの、発表後に長い上ひげがあることから瞬間的に買い勢力が勢いづいたことが分かります。

そして一週間遡った、8月10日。
米新規失業保険申請件数 予想24.0万件、結果24.4万件

もともと緩やかな下降トレンドの最中での発表でしたが、予想よりも結果が悪かったことでドルが売られ、発表後は大陰線が出現。中期移動平均線と長期移動平均線の間に色をつけた帯の右肩下がりの角度が深くなりました。

8月3日
米新規失業保険申請件数 予想24.3万件、結果24.0万件

 

発表の時間には長いひげを持ったローソク足が現れた後価格と短期移動平均線が上昇を始め、直前までの下降の流れが一旦ここで終了しています。
その後さらに下降が続いたので下降トレンドの中の一時的な戻しにも見えますが、価格と短期移動平均線が完全に帯を上抜けているので、売りポジションを持っていたらここで一旦手じまうのが妥当ででしょう。

 

直近3回の発表後の値動きを見ましたが、やはり毎週発表のある指標なので月に1回発表の指標に比べると価格変動に与える影響は限定的なようです。でもアメリカの景気の良し悪しをいち早く映し出す指標なので注目していきましょう!

 

今後の注目経済指標

8月21日 ドイツ・ZEW景況感調査
8月23日 アメリカ・新築住宅販売件数
8月24日 イギリス・四半期GDP、アメリカ・新規失業保険申請件数、中古住宅販売件数
8月25日 ドイツ・IFO景況指数、アメリカ・耐久財受注
8月29日 アメリカ・CB消費者信頼感指数
8月30日 アメリカ・ADP雇用統計、四半期GDP
8月31日 アメリカ・新規失業保険申請件数、個人支出、個人所得、中古住宅販売保留指数

9月1日 アメリカ・雇用統計、ISM製造業景況指数
9月4日 オーストラリア・政策金利発表

注目度の高い経済指標をピックアップしてもこの量の多さなんですね!!
1つ1つ焦らずじっくり勉強していきたいと思います^^

最後までお読み頂きありがとうございました!



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