ななみんの注目経済指標!「ミシガン大学消費者信頼感指数」篇

       

みなさんこんにちは。
FX女優の野中ななみです!

10月に入って段々と寒くなってきましたね。
寒いといえば、今年はインフルエンザの流行が例年より早いみたいですよ!!怖いですね。
先月上旬には都内の小学校で学級閉鎖も出たみたいですし、
手洗いうがいをして、沢山ご飯を食べて沢山寝て、インフルエンザウイルスに負けないように頑張りましょうo(^_^)o

さて、今回は名前が面白くてずっと気になっていた『ミシガン大学消費者信頼感指数』という経済指標をテーマにしてみました!
大学が消費者の信頼感を調査!?と思って、初めて見た時から気になっていたんです。
それでは早速どんな指標なのか見てみましょう☆

ミシガン大学とは

まずはミシガン大学はどんな所かを調べてみました!
ミシガン大学は1817年に現在のミシガン州に造られた大学で、現在はアナーバー市という所にあります。
アナーバー市って初めて聞きましたが、アメリカの東側にあるみたいですね。

ミシガン大学は全米屈指の規模を誇る総合大学と言われていて、ロースクールやビジネススクール、経済学、医学などの沢山の専攻分野で全米トップクラスの評価を得ている大学だそうです。
かの有名な英紙タイムズの世界大学ランキングにはアメリカの公立大学として唯一上位20位内にランクイン。

ちなみに、東京大学は44位、京都大学は102位だそうです。ミシガン大学、す、すごい!

すごい大学にはすごい研究者の方が沢山いる、という私のイメージ通り、
このミシガン大学にも沢山の研究機関があり、そこに所属する研究者の方々が日々色んなデータを集めて研究して、その結果を保存したり発表したりしているんです。
その1つにサーベイ・リサーチ・センター(Survey Research Center)という研究機関があり、ここがまさに今回のテーマである『ミシガン大学消費者信頼感指数』を調査・発表しています!

 

ミシガン大学消費者信頼感指数とは

サーベイ・リサーチ・センターが消費者が感じている景気の良し悪しをアンケート調査し指数化したもので、速報と確報の2種類あります。

速報は対象者300人、発表は原則毎月第二金曜日(夏時間は22時55分、冬時間は23時55分)
確報は対象者500人、発表は原則毎月最終金曜日(夏時間は22時55分、冬時間は23時55分)

となっておりどちらも景況感・雇用状況・所得に関して楽観か悲観つまりGood or Badを調査し、1966年の結果を100として、毎月の結果を指数化します。
Goodだと思っている人が基準年よりも多ければ100以上の結果になり、Badだと思っている人が多ければ100以下になるという事です。

1966年は日本で笑点の放送が始まった年なのですが、笑点が長寿番組ですごい!!ということは一旦置いておいて、この年は世界的に経済が著しく発展した年であることが判明しました。

戦後で最も高い1960年代前半のアメリカの経済成長率は4.9%だそうですが、この年は5%を上回ったと言われています。
その為に1966年が基準年に設定されていると明記されている訳ではありませんが、景気が加熱していたこの頃と比較する為にこの年が基準になっているように感じます。

 

今月は10月13日に速報値が、10月27日に確報値が発表される予定です。

私が面白いと思ったのは、この2つの調査方法。
実は電話で調査が行われているんです!

ある日突然、
「調査機関ですけれども、今の景気ってどう思います?景気と雇用状況と給料に関して、GoodかBadかで言ったらどっちですか?」
なんて電話がかかって来たらびっくりですよね、怪しいし!

(きっと実際はこんなに怪しい電話ではないと思いますが、私ならびっくりしてしまいそうです。)

数値が上がるということは景気が良いと感じている人が多いということなので購買意欲も高まりますし景気向上とされ、ドルが買われやすくなります。
逆に数値が下がると、景気が悪いと感じている人が多いということなので購買意欲も景気も低迷するとされ、ドルが売られやすくなります。

 

速報値と確報値の連動性

調査対象が300人の速報値の値と500人の確報値の値はどれくらい連動しているのか、3年分の結果をグラフにしてみました。

速報値の方が確報値よりも全体的に変動が大きいですが2種類の数値が大きくかい離することはないようです。
基準の1966年を上回った月は100を超えるはずなのですが、この3年間は一度も超えていないことが分かりました。意外な結果です。
それでは直近の発表後の値動きを見てみましょう。

 

発表後の値動き

◯8月分速報値(8月18日発表)

8月分の速報値は結果が予想より良かった上にその数値は今年1月以来の高水準だったにも関わらず市場にはほとんど反応が無いように取れます。その後の大陽線の方が気になる程ですね。

この上昇は、米国債利回りがプラスに転じたことや、トランプ大統領の右腕であるバノン米首席戦略官が解任されるのではないかと報道されたことによりドル買いの動きのようです。

バノン米首席戦略官は、インタビューでトランプ大統領を批判する返答をしたことが原因で実際に解任されています。海軍士官、ゴールドマン・サックスでの銀行員、ハリウッド・プロデューサーを経て右派メディアの「ブライトバート」を運営するという、他に無い経歴をお持ちの方なので気になった方は調べてみると面白いかもしれません。

バノン氏のことは置いておくとして、速報値が高水準を出したにも関わらずこの月は市場の反応が薄かったということが分かりました。
ではこの月の確報値はどうだったのでしょうか。

◯8月分確報値(9月1日発表)

8月の確報値は最終金曜日が8月25日と早かった為、その1週間後の9月1日に発表されました。このような例外パターンもあるようです。
この日は21時30分に米雇用統計の発表があり、失業率・非農業部門雇用者数共に予想より悪い結果だった為大陰線が出ています。

ミシガン大学消費者信頼感指数の発表予定である22時55分頃のローソク足に長い上ひげが出ていることが分かります。

これは、同じ時間に発表された「ISM製造業景況指数」の結果が事前予想を上回っただけじゃなく2014年10月振りの高水準をつけたことによるドル買いの動きの為で、一時的に価格が110円50銭付近まで上昇しました。
ですがその後売り勢力が強まって価格を110円35銭辺りまで押し戻し、長い上ひげを形成しています。

ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値は速報値を受けて事前予想が高水準でしたが予想には届かず96.8にとどまりました。
速報値やISM製造業景況指数が高水準だったことで期待値が高まっていた所に確報値の結果が予想を割れ込み、そのギャップで売り勢力が勢いづいたと推測されます。

 

◯9月分速報値(9月15日発表)

9月の速報値は事前予想を僅かに上回りました。
実はこの時期はハリケーン襲来と調査期間が重なっていた為予想を大きく割れ込む結果になるのではないかと不安視する見解があったようですが、調査結果には大きな影響はなかったことが分かりドルが買われましたが変動は約20銭なのでそれほど大きくはありませんね。

それでは9月分の確報値を見てみましょう。

◯9月分確報値(9月29日発表) 

事前予想は速報値の結果と同じ95.3でしたが結果は予想を僅かに割れ込みました。

ミシガン大学消費者信頼感指数が発表される20分程前に発表された「シカゴ購買部協会景気指数」という指標の結果が事前予想よりも良かったことを受けてドルが買われていたところに本指標が発表され、陰線が出現しています。

事前予想とのギャップが大きくなかった為市場の反応は大きくありませんでした。

 

今回調べてみて、直近ではハリケーンという例外的なものありましたが、概ね速報値の発表は確報値に比べて反応が小さいことが分かりました。

少し前のデータなので30分足のチャートですが、今年の2月の速報値発表後のチャートをご覧ください。

事前予想と結果の差は2.3とやや大きい物でしたが、価格変動は約20銭と反応はそれほど大きくありません。

続いてこちらのチャートをご覧ください。

こちらはその翌月の3月の確報値発表後のチャートです。
事前予想と結果の差は0.7にとどまりましたが、約40銭の価格変動が起きています。

このように速報値はあくまでも速報であり、確報値の方が市場に与える影響は大きいようです。とはいえ、速報値の結果が確報値の事前予想に影響を及ぼすのでチェックが必要ですね!

 

ミシガン大学消費者信頼感指数は今年に入ってからは一度も90を割れ込んでいないので、基準年の数値を超えて100以上の数値を出す日も近いかもしれません。

この指標は他のものに比べて発表時間が遅いので、見落とさないようにこれからもチェックしたいと思います!

今後の注目経済指標

◆10月2日
日本 四半期日銀短観-大企業製造業業況判断
◆10月3日
オーストラリア 豪中銀(RBA) 政策金利発表
◆10月4日
アメリカ ADP民間雇用者数
◆10月5日
アメリカ 新規失業保険申請件数
◆10月6日
アメリカ 雇用統計
◆10月12日
アメリカ FOMC議事録公表
◆10月13日
アメリカ ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

 

今月前半はアメリカの雇用統計やFOMCもあるので、一緒に注目していきましょう♪

野中ななみ

 

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