ななみんの注目経済指標!「ZEW景況感調査」篇

       

みなさんこんにちは。ななみんことFX女優の野中ななみです!

朝晩は涼しくなり、季節はもう秋に移りましたね。
9月といえば、思い出すのはこの名言、
『Sell in may, and go away; don’t come back until st leger day.』
皆さんはご存知ですか?アメリカの名言で、直訳すると
『(株を)5月に売れ。そしてセント・レジャー・デイまで戻ってくるな』という意味だそうです。
セント・レジャー・デイというのは9月の第2土曜日に行われる競馬の大きなレースのこと。統計学的に夏は夏休みもあって景気が低迷しやすかったり株価が暴落したりすると言われており、5〜9月は投資をしないほうが良いという名言です。
アメリカの名言ですが日本でもよく目にしますね。日本の株価との因果関係は分かりませんが、9月16日にセント・レジャー・デイが終わって最近は株価や日経平均も上がっています!!

さて本題に入りますが、
このコラムが始まってからアメリカの経済指標に注目して書いてきたので、今回はドイツの経済指標について勉強してみました!
今日のテーマは『ZEW景況感調査』です!

ZEW景況感調査とは

この指標には、ヨーロッパ全体の景気を表す『欧・ZEW景況感調査』とドイツの景気を表す『独・ZEW景況感調査』の2種類あり、同じ日の同じ時間に発表されます。
発表するのはどちらも同じ欧州経済研究センターという民間団体です。
2つの違いは調査対象がヨーロッパ全体かドイツ国内かという点です。一般的にドイツのZEW景況感調査の方が注目度が高い為今回はドイツに注目して書いています。

何故ヨーロッパの景気の動向を見る際にドイツの景気が重要視されるのか。
それは、ドイツはヨーロッパ全体のGDPの約20%を担っているからです。
ドイツの景気が上向けばヨーロッパ全体としても景気が上昇傾向に進みやすく、逆もまた然りということですね。

この欧州経済研究センターは正しくはZentrum fur Europaische Wirtschaftsforschungと言って、その頭文字をとってZEWといいます。

ヨーロッパの経済動向を調査・研究する研究機関で、本部はドイツのマンハイムにあります。建物はこんな感じ。

この指標は、今後6ヶ月間の景気が良くなるか、悪くなるかを、アナリストや機関投資家・市場関係者など約350人にアンケートを取って算出しています。
”良い”という回答から”悪い”という回答を引いたものがこの指標の結果になります。
良いー悪いの結果が50を超えると好景気、50を下回ると不景気だと判断されます。

この指標はアンケートの対象がアナリストや市場の関係者だというところが他の指標と違うなと感じました。
調査内容は6ヶ月先の景気について、つまり『未来』についてのアンケートだということもこの指標の特徴でしょう。

そしてこの指標は、Ifo景況感指数に先行して動くとも言われています。

Ifo景況感指数とは

こちらもドイツの指標で、約7000社のドイツ企業に「現在のドイツ経済の状況」と「6ヶ月先の経済状況」について、生産・在庫・受注・価格・雇用の5項目をアンケート調査した物です。
2000年のアンケート結果を100として現在の結果を数値化している物です。
100以上であれば2000年よりも景気が良くなっている、100以下であれば2000年よりも景気が悪くなっているということになります。
Ifo経済研究所から発表されるのでIfo景況感指数と言います。
Ifoとは”Information & Forschung”の略称で、Ifo経済研究所は第2次世界大戦の直後に作られた、ミュンヘンにある有名な経済研究所だそうです。

こんな感じの建物。

同じドイツなので欧州経済研究センターと建物が似ています。

調査対象が約7000社と多いことと企業担当者が調査対象となっていることから、ドイツ経済の実態を正確に把握できると大注目されているIfo景況感指数ですが、ZEW景況感調査はその結果が出るよりも約1週間早く出るということでこちらも注目度が高くなっています^^

先ほど、ZEW景況感調査はIfo景況感指数に対して先行性があると書きましたが、こちらのグラフをご覧ください。

毎月の動きも似ていますが、2つの指標の過去の記録を照らし合わせたところ、景気が好景気から不景気に・不景気から好景気に転換する際に、その山や谷がZEW景況感調査の方が約1ヶ月早く出るようです。

 

過去の結果

ZEW景況感調査の過去の数値を表にしてみました!

近年は好景気の基準である50に遠く及ばず、昨年から今年にかけて基準をクリアした月がないことに驚きましたが、ヨーロッパが長期的に金融緩和を行なっていることを考えれば必然なのかもしれません。

 

発表後の値動き

近年は数値が基準の50に届いていないということで、数値自体の良し悪しよりも予想と結果のギャップに焦点を合わせて見ていきたいと思います!
今回はユーロ/円の5分足チャートで見ていきましょう。

◯8月22日発表
予想 15.0→結果 10.0 (前回 17.5)

ユーロ安の流れの中での発表だった8月。予想よりも結果が悪かったことから、その流れを変えることなくユーロ売りが続きました。中期移動平均線と長期移動平均線の間に色をつけた”帯”も広がりながら安定的に下降していることが分かります。

 

◯9月19日発表
予想 12.0→結果 17.0(前回 10.0)

9月のZEW景況感調査は予想よりも良い結果でしたが、値動きに大きな影響を与えることはなかったようです。
発表前に帯は陰転していましたが大きな下降トレンドに繋がることはなく、価格は小動きになっています。

僅かな数値の良し悪しで価格変動に大きな影響をもたらす指標もあれば、そこまで動かない物もあり、同じ指標でも発表される時期やその国を取り巻く環境によっても注目度や影響力が変わってくるのが難しいところです。
ZEW景況感調査の発表後の平均値動きは10pips前後、Ifo景況感指数は20pips前後だと言われているので、今回は大きな価格変動には繋がりませんでしたね。

どんな経済指標がいつ発表になるのか、その指標の影響の大小はどうなのか、知っていれば必ず日々のトレードの役に立つと思いますのでこれからも一緒に学んでいきましょう♪

 

今後の注目経済指標


◆9月21日
米FOMC政策金利発表
米・新規失業保険申請件数
◆9月25日
独・IFO景況指数
◆9月26日
米・CB消費者信頼感指数
◆9月28日
NZ中銀 政策金利発表
米・四半期GDP(確報値)

 

最後までお読みいただきありがとうございました^^

 

 

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