移動平均線大循環分析Part3

       

みなさんこんにちは、小次郎講師です。
前回は移動平均線大循環分析に出てくる6つのステージが持つ意味とそれぞれのステージの特徴について勉強しました。
今回はいよいよ移動平均線大循環分析の上級編に入ります!

上級編では移動平均線大循環分析の様々なエッセンスを解説致します。
仕掛けと手じまいについては次回にご期待ください。

◯帯とは

移動平均線大循環分析の中の中期移動平均線と長期移動平均線の間に色を付けた物を『』と呼びます。
前回まで注目していた3本の移動平均線の並び順の他に、帯にも注目する事で1歩進んだ分析が可能になるのです。

このチャートをご覧ください。チャートの左側の赤く塗ってある部分の、中期移動平均線が長期移動平均線の下にあり帯が右肩下がりになっているものを『下降帯』、チャートの右側の中期移動平均線が長期移動平均線の上にあり帯が右肩上がりになっているものを『上昇帯』といいます。

中期移動平均線と長期移動平均線の間に色を付けただけですが、安定的に下降している時期と安定的に上昇している時期が視覚的に分かりやすくなりました!

そして、上昇帯と下降帯の入れ替わるところを『帯のねじれ』と呼び、
下降帯から上昇帯にねじれる事を『帯の陽転』と呼び、上昇帯から下降帯にねじれる事を『帯の陰転』と呼びます。

上のチャートに注目してみると、上昇帯では価格は帯の上側を推移しており、反対に下降帯では価格が帯の下側を推移しています。
帯は、中期移動平均線と長期移動平均線の間に色を付けただけのとてもシンプルな物ですが、仕掛けや手じまいのタイミングを見極めるとても重要な物でもあるのです。

 

◯押し目買い

帯が右肩上がりで幅を広げながら上昇している時、価格は帯に支えられながら帯の上側を波打ちながら上昇していきます。帯が幅を広げながら上昇しているということは価格が安定的に上昇している事を表しています。

価格が安定上昇しているということは市場には買いのポジションを持っている「買い方」が大勢います。買い方は価格がある程度上昇すると現在までの利益を確定させようとします。買い方が利益確定のために出す注文は「売り注文」。つまり買い方の手じまいによって価格が下がるタイミングがあるのです。

ただ、一旦手じまいをしたといっても、上昇相場が続いていればまた買いにエントリーしたくなるのが一般の投資家心理であるため、価格が一時的に下がっても安定上昇の最中であれば価格はまた上昇する確率が高いのです。
その場合に跳ね返される転機になりやすいのが『帯』なのです。

移動平均線が上から短期中期長期と並ぶステージ①の状態から、価格が下がることによって短期移動平均線が中期移動平均線とデットクロスしステージは②に移行。価格が再度上昇し始め短期移動平均線が中期移動平均線とゴールデンクロスするとステージは再び①に戻り価格はスルスルと上昇していきます。

このような値動きを『押し目』と言い、ステージが②から①に戻る時が買いサインになるのです。
私はこれを『①②①の押し目買い』と名付けております。

 

◯戻り売り

押し目買いの逆パターンは『戻り売り』と名付けています。
帯が右肩下がりで幅を広げながら下降している時、価格は帯に抑えられながら帯の下側を波打ちながら下降していきます。

帯が幅を広げながら下降しているということは価格が安定的に下降しているということ。このようなときには市場には売りで利益を取ろうとする「売り方」が大勢います。売り方は価格がある程度下降すると現在までの利益を確定させようと「買い注文」を出します。

売り方の手じまいによって価格が一時的に上昇しても再度のエントリー(=売り注文)によって価格は再び下降。
跳ね返される転機になりやすいのが『帯』なのです。

移動平均線が上から長期中期短期と並ぶステージ④の状態から、価格が上がることによって短期移動平均線が中期移動平均線とゴールデンクロスしステージは⑤に移行。価格が再度下降し始め短期移動平均線が中期移動平均線とデッドクロスするとステージは再び④に戻り価格はスルスルと下降していきます。

このような値動きを『戻り』と言い、ステージが⑤から④に戻る時が売りサインになるのです。
私はこれを『④⑤④の戻り売り』と名付けております。

 

◯トレンドの大転換

大きなトレンドが発生した後には次のトレンドが生まれるまでエネルギーの充電期間が必要になりもみ合い期入りすることも多いのですが、もみ合い期を経ずにトレンドが大転換することもしばしばあります。
もみ合い期を経ずに下降トレンドから上昇トレンド、上昇トレンドから下降トレンドに移行することを『トレンドの大転換』と言います。

今まで安定的に下降していた価格が上昇を始め上昇トレンドが発生するということは、市場で起きた何らかの事象が価格変動に大きな影響を与えたということですので、もみ合い期を経ずに大転換すると後から発生したトレンドが大きなものになりやすいという特徴があります。

大きなトレンドになりやすいのなら大転換のタイミングを正確に読み取って利益に繋げたいですよね!
では、『トレンドの大転換』を実際のチャートで見てみましょう。

この下降トレンドで売りに、上昇トレンドで買いに仕掛けていれば大きな利益に繋がった局面ですね!
このトレンドの大転換はどのような順番で起きているのでしょうか。

このように7段階を経て上昇トレンドから下降トレンドに、下降トレンドから上昇トレンドに転換していくのです。
先ほどのチャートと照らし合わせてみましょう。

それまでは右肩下がりで広がりを見せていた帯が徐々に横ばいになり細くなるのが大転換の予兆であり第一段階です。

私はこの説明をするとき帯をよく川に例えます。
川幅が広くて流れも急なときには川を渡るのは大変ですが、川が細くて流れが緩やかだと渡り易くなりますよね。それと同じで、帯という川が細く横ばいになってくるとそれまでは帯に阻まれていた価格が帯を渡っていきます。価格が帯を渡るとそれに伴って短期移動平均線も帯を渡ります。

⑤の帯が向きを変えるというのは、平がなの『し』のように帯がキュッと上を向く状態のことです。帯は中期移動平均線と長期移動平均線の間に色をつけたものですので、帯が上を向くというのはすなわち中期移動平均線と長期移動平均線が向きを変えて上昇し始めたということです。

そして帯がねじれます。先ほど勉強した『帯の陽転』ですね。
その後価格が安定上昇すると今度は帯が右肩上がりに広がりを見せながら上昇し、上昇トレンドが発生していきます。

上昇トレンドから下降トレンドへの転換も同じ順番で起こります。

トレンド転換時にはワンテンポ早く仕掛けるというのがポイントです。
通常の仕掛けポイントは、
買いならステージ①で3本の移動平均線が右肩上がりのとき
売りならステージ④で3本の移動平均線が右肩下がりのとき
でしたがトレンド転換時は、『④短期移動平均線が帯を抜けたとき』が買いサイン・売りサインになります。
注意してほしいのは、『④移動平均線が帯を抜ける』前に①から③の段階をしっかりと踏んでいるということが前提条件です!

 

さて今回は移動平均線大循環分析のエッセンスを解説致しました。
ここまでマスターすればかなりの方が利益を出せるようになってきているのではないでしょうか。

移動平均線大循環分析については次回が最後になります。
後一息、頑張りましょう。

 

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